第七話 安東中佐!相撲ごっつあんです!!その八
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「小さい屑はな」
「そういうことですか」
「日帝衆は大きな善を目指して、ですね」
「悪田部さんは大きな悪を目指している」
「ううん、哲学ですね」
「そうしたものを感じます」
こう言ってだ、そしてだった。
ここで二人は自分自身についても言った、その言うことはというと。
「まあ俺達は正義ですけれどね」
「日帝衆の悪夢再びの再併合を阻む正義の戦士ですから」
「まあ悪田部さんのことは置いておいて」
「俺達は正真正銘のそれですよ」
「正義の戦士です」
「それこそ一点の曇りもない」
「世界でそう言っているのは君達だけだがな」
つまり当人達の自称だというのだ、それは何処かの国が自分達を自分達で何とか礼儀の国と言うことと同じであろうか。
「それは」
「いやいや、それは皆わかっていないんですよ」
「それだけですよ」
あくまでポジティブな二人だった。
「何時か絶対にわかりますって」
「俺達が正義だってことが」
「世の為人の為に戦ってるってことが」
「絶対に」
そしてだった。
「俺達女の子からモテモテになって」
「おもちゃ会社におもちゃにしてもらってフィギュアとかが飛ぶ様に売れて」
「俺達自身にも肖像権でお金入って」
「もうウハウハになるんですよ」
女に金だった、とどのつまりは。
「そうなりますから、絶対に」
「皆が理解してくれて」
「そして後は女の子をとっかえひっかえで」
「連日連夜豪遊ですよ」
「大阪の難波とか新世界に行って」
「キタとかもいいですよね」
「ああしたところで遊ぶんですよ」
尚作者は飲む場所は居酒屋やイタリアンレストラン、それも食べ放題等だ。キャバレーやそうした場所は知らない。歌舞伎町には行ったことがあるが銀座は知らない。
「飲んで食って」
「後はカラオケボックスで」
「銀座等は行かないのだな」
悪田部も二人にこのことを突っ込む。
「そうした場所は」
「銀座って何かあるんですか?」
「確か東京ですよね」
二人共関西人なのでそもそも関東のことに疎い。
「ええと、秋葉原なら行きたいですよ」
「大阪なら日本橋に」
「そういった場所のメイド喫茶もいいですね」
「そこで女の子を引っ掛けて」
「そうして遊ぶっていうのも」
「いいですよね」
あくまでそうした遊びしか知らない、聞いていないのである。
「けれど銀座って」
「一体どうした場所ですか?」
「あそこ遊ぶ場所あるんですか?」
「食いもの美味い店あるんですか?」
「知らないならいい」
悪田部もこれ以上は言わなかった。
「別にな」
「そうですか、まあ人気が出たらですよ」
「俺新世界で串カツ食いまくりますから」
「俺神戸の中華街で腹がパンパンになるまで食いますよ」
「お好み焼
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