第十一章
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「お久しぶり、はじめての子もいるのね」
「ああ、丁渡あんたか黒衣の青年を呼ぼうと思ってたんだよ」
「丁渡よかったのね」
「ああ、そうだよ」
その通りだとだ、如月はそのスマートレディに言う。
「本当にな」
「戦いがあるって聞いてね」
それでだったというのだ。
「ここに来たけれど」
「本当にタイミングがよかったな」
「そうよね」
「それでだけれどな」
「ええ、スサノオのことをね」
まさにその彼のことをとだ、スマートレディはその何かを含んでいる微笑みで言う。
「聞きたいのよね」
「話してくれるか」
「私もその為に来たからね」
「だからか」
「そうよ、けれど君って」
スマートレディはその笑みで操真を見て言うのだった。
「かなりいけてる感じね」
「?どういうことだ」
「言ったままよ」
その言葉の、というのだ。
「お姉さん好みよ」
「冗談はいい」
操真はスマートレディのその言葉に取り合わない感じだった。
「それよりもだ」
「今は、っていうのね」
「あんたから話を聞きたい」
操真は鋭い目でスマートレディに言う。
「スサノオ、そして今の状況の話をな」
「そうね、けれど」
「今度は何だ」
「ここで立ったまま話すこともね」
それは、というのがスマートレディの意見だった。
「何か落ち着かないから」
「場所を変えてか」
「そうしましょう、お茶を飲みながら」
「ああ、それならな」
如月がここで提案してきた。
「仮面ライダー部に行くか」
「あっ、君達が通っている大学のね」
「あそこに行くか?」
「それもいいけれどね」
それでもと返すスマートレディだった。
「お姉さん今日は別の場所に行きたいのよ」
「それは何処だ」
「君の馴染みの場所に行きましょう」
こう操真に言うのだった。
「ここはね」
「何かあんたのペースで話が進んでるな」
「駄目かしら」
「いや、別にいい」
「それじゃあね」
スマートレディは操真の返事を聞きつつだ、sあらに言ったのだった。
「面影堂に行きましょう」
「面影堂も知っているのか」
「ええ、実はね」
その実はというと。
「何度か通ってるわ」
「おいおい、何時の間になんだよ」
仁藤がここでそのスマートレディに言った。
「あんた見たことないぜ」
「この服装では行ってなかったのよ」
「そうだったのかよ」
「けれど店長さんは私のことを知ってるわよ」
輪島繁、彼はというのだ。
「だから心配無用よ」
「そうか、じゃあ今からな」
「皆も呼びましょう」
飯降が仁藤と操真達に提案した。
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