始まり2 〜戦闘〜
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「まあ、初めての戦闘にしては、様になってたんじゃないか?」
「本当に?」
「本当だ」
「やったね!」
褒めたら元気を取り戻したな。単純な奴だ。
「じゃ、まだ時間あるし、そこら辺のモンスター狩るか」
「そだね、そうしよう!」
それから、約二時間弱ほど狩りを続けたおかげで、ツムギは完全に戦闘のコツを掴んだようだった。レベルもお互いに2に上がっていた。
レベルが上がったことにより、ステ振りのポイントが3入ったので剣主体で、アタッカーの俺はSTRに2、AGIにも1振る。今後も振り分けは、STRとAGIを中心に上げていくつもりだ。
一方のツムギは、弓をメインアームにしているので命中しやすくなるようにDEXに2、武器も扱いやすいようにSTRに1を振った。
「うーん、戦ったねー」
「確かに。レベルも上がったし、モンスターの素材もそれなりに手に入ったしな。そろそろ休憩にするか」
流石にこれ以上の戦闘は辛いし、一旦休憩を提案する俺。
「うん。じゃあ私、一回戻るね」
「おう、わかった。じゃあ、30分後にエイプリルの中央広場でな」
「了解。じゃ」
そういいながら、自身のメニューを開いたツムギだったが、途端に、あれ?、といったような顔になった。
「? どうしたんだ、ツムギ」
「ユイト、ログアウトのボタンってメニューにあるんだよね?」
「そうだよ。………もしかして無いのか?」
「うん、いくら探しても見つからないよ」
「そんなわけないだろ…」
俺は左手を軽く振り、メニューウィンドウを呼び出す。そしてログアウトボタンを探すが………見つからない。
「………っ!? なんでないんだ…?」
いくら探しても、つい二時間ほど前にあったログアウトボタンはそこにはなかった。
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