暁 〜小説投稿サイト〜
ウルキオラの転生物語 inゼロの使い魔
第1部 ゼロの使い魔
第8章 土くれのフーケ
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


黒ローブのメイジはウルキオラに向けて、土を飛ばしてくる。

ウルキオラは何事も無いようにそれを身に受けている。

(このまま追うのは適切ではないか…)

拳を握り締め、ゴーレムに向ける。

「虚弾」

5発程の緑色の塊がゴーレムを襲う。

ゴーレムの巨体が20m程吹き飛ぶ。

ウィンドドラゴンの上で一部始終を見ていたルイズ、タバサ、キュルケはウルキオラの放った技のスピードに驚いている。

「なんなのあれ!早すぎる!」

「凄い…」

「さすがダーリン」

ゴーレムが吹き飛ぶのを見ると、ウィンドドラゴンの方へ移動した。

霊力を固めてその上を歩く。

しかし、ルイズ、タバサ、キュルケにとって、それは何もない空中を歩いているようにしか見えない。

「な、なんで空中を歩けるのよ!」

ルイズは近ずいてきたウルキオラに言った。

そんなルイズを無視してウィンドドラゴンに乗った。

「あいつ、壁を壊していたが、何をしていた?」

「宝物庫」

タバサが答える。

「あの黒ローブのメイジ、壁の穴から出てきたとき、何かを持ってたわ」

「賊か…派手にやったものだな」

「あんたの方が派手よ!魔法学院を破壊するつもり!」

ルイズは声を荒げた。

「心配するな…お前みたいに力を暴走させたりしない」

ルイズはウルキオラを殴る。

しかし、殴ったルイズが拳を痛めた。

ルイズは拳を振って痛みを紛らわせている。

その頃、草原の真ん中で倒れていたゴーレムは、突然ぐしゃっと崩れ落ちた。

ゴーレムは大きな土の山になった。

4人は地面に降り、ウィンドドラゴンは上空を旋回している。

月明かりに照らされたこんもりと小山のように盛り上がった土山以外、何もない。

そして、肩に乗っていた黒ローブのメイジの姿は、消え失せていた。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ