暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーウィザード 希望を救い出せ
第五章
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「それで来てくれたからな」
「そうですか、それは何よりです」
「そうだな、ただ数が多いからな」
「苦戦してます?」
「連絡してくれたからにはな」
「今からそっち行きますから」
 それで助っ人に入るというのだ。
「場所教えてくれますか?」
「ああ、それじゃあ言うな」
 如月が言ったその場所はというと。
「広い道に下から見下ろす橋がある、つまりな」
「ああ、よく戦いの場になる」
「ああ、あそこだ」
 まさにそこだというのだ。
「俺達は今あそこにいる」
「わかりました、すぐに行きます」
 ジェイクも答える、そしてだった。
 彼は如月との話の後でだ、あらためてだった。
 操真達に顔を向けてだ、こう言った。
「そういうことなんで」
「わかったわ」
 美羽がそのジェイクに答える。
「それではね」
「あそこに行こうか」
 大文字も言う。
「皆でな」
「それで弦太郎達を助けるわよ」
 こう言ってだった、操真と仮面ライダー部の面々は先生の声援も受けて出発した。
 その前の時にだった、仁藤はというと。
 テントから出て街を歩いていた、だが。 
 その彼の心にある者が話し掛けてきた、それは誰かというと。
「捜していたそうだな」
「おい、ずっと捜してたんだよ」
 そうだったとだ、仁藤も声の主に返す。
「それでそんな簡単に出て来るのかよ」
「悪いか」
「ったく、風情がねえな」
 苦い顔になって言う仁藤だった。
「こうした時はやっと再会出来たとかになるだろ」
「こちらもそのつもりだったがな」
「だった、か」
「もっと言えばもう汝の前に出るつもりはなかった」
 こうも言うのだった、声の主は。
「汝との戦いはもう終わったと思っていたからな」
「ってことはだ」
 仁藤はやれやれといった顔からだ、真剣な顔になって声の主に応えた。
「また奴等が出て来たんだな」
「如何にも」
 その通りだというのだ。
「そしてだ」
「まだあるんだな」
「ファントムだけではない」
「出て来た奴等はかよ」
「ファントムの後ろにいる者がいる」
 こう仁藤に言うのだった。
「話は大きい」
「だから考えを変えて俺のところに来たんだな」
「自分からな」
「そうしてか」
「再び我の力を使うか」
 声の主は彼に問うた。
「そうするか」
「ああ、それならな」
 仁藤は強い顔と声で答えた。
「これからまた宜しくな」
「そういうことでだ」
「あっさり見付かって何よりだよ」
 仁藤は微笑んでこうも言った。
「再会出来てな」
「嬉しそうだな」
「実際にな」
 その通りだと言うのだった。
「捜してたからな、それなりに」
「それではだ、これからな」
「ああ、また一緒に戦おうな」
「どうやら我等の
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ