閑話小話:シュミットさんちのピロートーク1
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な?」
やや芝居がかった口調でゲオルグが尋ねると、なのはは可笑しそうに
クスッと笑ってから、ゲオルグの胸板にぴたっと顔をくっつけて
ゲオルグの顔を見上げた。
「あのね、あのときの想いはずっと変わってないよ。
だから、ずっとわたしのことを離さないでねって、そう言いたかったの」
なのははそう言うと、ゲオルグの胸に顔をうずめた。
「そんなのあたりまえだろ。 お前が離してって言ったって離してやらないさ」
「言わないもん、そんなこと」
「わかってるよ」
そしてまた2人はお互いの顔を見つめあい、唇を重ねた。
1分ほどの深いキスのあと、顔を離した2人は小さく笑い合った。
「じゃあ、寝よっか」
「だな」
ゲオルグはなのはの言葉に頷くと、なのはを抱き寄せる腕を抜こうとする。
だが、なのはがそれを押しとどめた。
「今日は、このまま、ひっついたまま寝たいな・・・」
彼女の行動を不思議に思うゲオルグに抱きつきながら、なのはは小さくそう言った。
「了解、奥さん」
ゲオルグは笑みを浮かべてそう言うと、なのはの頭をゆっくりとなでながら
目を閉じた。
「おやすみ、ゲオルグくん」
「おやすみ、なのは」
<新暦79年 3月某日 午後11時21分:記録終了>
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