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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos52合流/和解〜Before a Decisive Battle〜
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†††Sideトーマ†††
お腹をくぅくぅ鳴らしながら朝の散歩としゃれ込んでいると、魔法による結界に閉じ込められたのに気が付いた。さらに遠くの方で虹色の魔力の柱が突き立ったのが見えた。リリィが『トーマ、あの魔力光! ヴィヴィオと同じ色!』そう言った。そう、何度かヴィヴィオの試合を観たことがある。その時にヴィヴィオの魔力光を見たんだ、あの綺麗な虹色の魔力を。
「ああ! もしかすると、過去に飛ばされたのは俺たちだけじゃないのかもしれない!」
というわけで、消失したけど魔力の柱があった場所に辿り着くと、そこではやっぱり大人モードになってるヴィヴィオとアインハルト、そしてヴィヴィオと同じ身体的特徴を持った女の子が戦っていた。しかも何気にヴィヴィオ達ピンチだし。だから俺も参戦したんだけど、もう強いのなんのって。でもなんとかディバイドの力で退けることが出来たんだ。
「――リアクト・アウト」
リリィとのリアクトを解いて改めて、「無事か? ヴィヴィオ、アインハルト」2人に声を掛ける。リリィも「大丈夫だった?」って声を掛けるんだけど、2人の様子がどうもおかしい。なんて言うかリリィの姿に戸惑ってるって風で。
「クリス」「ティオ」
ヴィヴィオとアインハルトが変身を解いて元の子供の姿に戻ったんだけど、「え?」俺とリリィはその姿を見てそんな抜けた声を漏らした。なんか違和感がある。とここで「ヴィヴィオ、アインハルト、縮んだ?」ってリリィが小首を傾げつつ2人の身長を計る仕草をした。
「そう言えば小さいような・・・」
「うん。お胸とかも色々・・・」
「あー、確かに言われてみれば――って、違う! リリィ! 変なこと言わない!」
リリィがそんなことを言うもんだからヴィヴィオもアインハルトも「っ!」顔を真っ赤にして両腕で胸を隠して俺を弱々しく睨んだ。理不尽だ。いやまぁ、リリィの天然に乗ってしまった俺にも非があるのは確かだ。だから「ごめんなさい!」90度頭を下げて謝罪。それで2人は腕を下ろしてくれた。
「・・・えっと、トーマって新暦何年からここへ?」
「何年って。決まってるじゃないか、新暦82年だよ。なぁ? リリィ」
「え、うん。でもヴィヴィオ。どうしてそんなことを訊くの?」
リリィの疑問ももっともだって頷きかけた時、なんか嫌な予感がした。そしてその予感は見事に的中。ヴィヴィオが「わたしとアインハルトさんは、新暦79年からここ66年前にタイムスリップしたんだけど・・・」そう話してくれた。
「俺たちより3年前から・・・!」
「え、じゃあひょっとして私のことも・・・」
「えっと、ごめんなさい。トーマのことなら以前スバルさんと一緒に居る時に通信で話したことが何回かあるけど・・・」
「ああ、そ
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