マクロスF
0788話
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いや、最終的に太陽に投棄されたのを思えば、必ずしも宇宙に出るのは不可能では無いんだろうが。単純に宇宙開発が遅れていた影響で設備的な問題があったんだろうな。
だが、シャドウミラーとしては宇宙というのは第2の故郷……というのは言い過ぎだが、それでも宇宙空間での活動にはそれなりの実績がある。そんなシャドウミラーの技術班が片手落ちな真似をする筈は無いだろう。
俺のそんな考えは、スレイが首を左右に振ったことで正しかったと証明される。
「ダモクレスの上位互換とでも言うべきニヴルヘイムは、当然宇宙空間でも普通に活動出来る。普通ならこの大きさで大気圏を突破して宇宙空間に出るのも難しいが、システムXNがあるしな。それよりも最大の欠点は、その大きさ故の機動性の無さだ」
「……ああ、なるほど」
確かにニヴルヘイムはこの大きさだ。それこそPTやらAMのように高い機動力や運動性能を期待するというのが無理なのは間違い無い。
「だが、それに関してはある意味しょうがないだろ? それに基になったダモクレスとは違って、テスラ・ドライブを使っている以上運動性や機動性に関しては上がってるんじゃないか? 重量に関しても、PS装甲で増加した分はブラックホールエンジンのグラビコン・システムで軽減は可能だろうし」
「確かにダモクレスよりは上だが、レモンを始めとした技術班はまだ納得していないようでな。その辺の詳しい構想に関しては、後で自分で聞いてみてくれ」
そう告げ、そろそろ時間になったということで、シェリルと共に転移区画へと向かうのだった。
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