大地の魔法
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私たちは全力で阻止するつもりだが・・・万が一ということもある、君たちも急いで避難した方がいい」
駅員はエルザの言葉を聞いた後、急いで逃げだした
アルト「これでとりあえず大量殺人は阻止できたかな・・・?」
エルザ「あぁ・・・これだけ人がいなければララバイを放つ意味がないだろう」
アルト「っていうか、外はやけに風が強いな・・・」
エルザ「言われてみれば・・・・・っ!!?」
エルザが周りを見渡してある事に気づく
エルザ「こ・・・これは・・・!?」
アルト「どうしたんだよ・・・・・ってなんじゃこりゃ!?」
エルザに続いてアルトもおかしな現象に気づく
エルザ「駅が風に包まれている!!」
驚くエルザとアルトの前にエリゴールが姿を現す
エリゴール「ん?なぜハエが外に二匹も・・・そうか・・・ヤジ馬どもを逃がしたのはてめぇらか」
エルザ「エリゴール!!」
アルト「てめぇ!降りてこいや!!」
エリゴールは自分の魔法で宙に立ち、話を続ける
エリゴール「女王様・・・てめェとは一度戦ってみたかったんだが・・・残念だ今は相手をしているヒマがねぇ」
そう言うとエリゴールはエルザを魔法で突き飛ばし、風の檻の中に入れる
アルト「エルザ!!」
エルザ「しまった!」
エルザが風の檻に触れようとするが弾かれる
エリゴール「やめておけ・・・この魔風壁は外からの一方通行だ、中から出ようとすれば風が体を切り刻む」
アルト「卑怯だぞてめぇ!!ちゃんと勝負しろ!!」
エリゴール「女王様を封じてしまえば後は楽なもんだ、オレはこれで失礼させてもらうよ」
エルザ「待て、エリゴール!まだ話は終わってないぞ!!」
エリゴールはエルザとアルトの話を無視し、風に乗って遠くへ消え去る
アルト「くそっ、どうなってんだよ!奴はどこに行った!!この駅が標的じゃねェのか!?」
エルザ「アルト!よく聞け!」
風の壁越しからエルザの声が響く
エルザ「今、私たちの中で外に出ている魔導士はお前だけだ!お前はエリゴールを追って足止めを頼む!私たちも後ですぐに向かう!」
アルト「・・・よし、分かった!任せろ!!」
エルザ「頼んだぞ!」
アルト「よっしゃぁぁぁ!!待ってろエリゴール!!」
アルトはエリゴールが消えた方向に向かって走って行った
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