謎の影男
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アルト「完全に寝てた・・・おかげで乗り過ごしちゃったよ」
眠りから覚めたアルトはナツの隣座りながら冷静に話しかける
アルト「まぁ、次の駅で降りればいいか」
その時、アルトたちに話しかける一人の男性がいた
「ねぇ、お兄さんがた・・・ここ空いてる?」
アルト「ん?・・・あぁ・・・空いてるよ」
カゲヤマ「座らせてもらうよ・・・僕はカゲヤマ」
アルト「フェアリーテイルのアルトだ、こっちの酔ってるやつはナツ」
カゲヤマ「フェアリーテイル・・・正規ギルドかぁ・・・うらやましいなぁ」
アルト「そういうあんたも魔導士みてぇだけど・・・どこのギルドだ?」
カゲヤマ「フェアリーテイルって言えばさぁ、ミラジェーン有名だよね・・・たまに雑誌とか載ってるし綺麗だよね」
アルト「・・・無視すんなよ、あんたのギルドの名前はなんていうんだ?」
カゲヤマ「正規ギルドは可愛い子も多いのかぁ・・・うらやましいなぁ・・・うちのギルドまったく女っ気なくてさぁ・・・少し分けてよ」
アルト「おいお前いい加減に・・・――――」
無視をし続けるカゲヤマにイラついたアルトが立ち上がろうとした時、突然カゲヤマが蹴りを繰り出す
カゲヤマ「キーック」
アルト「おっと!」ヒョイ
アルトはカゲヤマの蹴りを軽くかわす
カゲヤマ「いやぁ・・・フェアリーテイルって随分目立ってるらしいじゃない?正規ギルドだからってハバきかせてる奴ってムカツクんだよね」
アルト「俺も人の話を無視する奴はムカツクよ」
カゲヤマ「うちらフェアリーテイルの事何て呼んでるか知ってる?ハエだよハエ・・・ぷぷっ」
アルト「あっそ・・・さぞかし気分が悪いだろうな・・・そのハエにぶっ飛ばされる奴は」ムカッ
カゲヤマ「ぶっ飛ばす?君たちみたいなハエがうちらをぶっ飛ばすだって?ぷぷっ・・・そんな事出来るわけないだろ!?」
カゲヤマが魔法を使い、自らの影を伸ばし拳の形を作り打ち出した
アルト「おっそ!!」スッ
しかし、またもやアルトはカゲヤマの攻撃を軽くかわし反撃する
アルト「うらぁァア!!」ゴッ
カゲヤマ「ごぶぅっ!!?」ゴキッ
殴り飛ばされたカゲヤマが車内の椅子を貫通していき、やがて壁に激突した
アルト「ハエパーンチ!!ぶーんぶぶーん」
カゲヤマ「て・・・て゛めェ・・・」
カゲヤマは折れた鼻から血を噴き出しながら立ち上がる
同時に電車が急停止する
カゲヤマ「うおっ!」
アルト「おっと!!急
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