第十一話
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逃げるか」
「うん」
「しばらくゲルマニア辺りで隠れながら過ごすことになるな」
「何処でもいい。アオと一緒なら」
くっ、ヤバイ!今の言葉は卑怯だよソラ!
だがそんな時、辺りの空間が歪み、景色から色が消える。
「え?」
「何?」
驚いて見渡すと頭上の空が俺がプラズマザンバーを振りぬいた軌跡にそって裂け、開いた亀裂に別の空間が開き、辺りのものを吸い込み始めた。
「ソラ!」
「アオ!」
いきなり抗いようの無い力で引き寄せられる俺達。
「くっソル!」
抵抗のしようの無い力に引っ張られた俺は脱出を諦めソラをしっかりと抱き寄せると周りの空気を操作して球形にしてバリアを形成する。
そのバリアごと俺達は空間の裂け目に吸い込まれてしまった。
「きゃあああ」
「うああああ」
吸い込まれた俺達はその内側からその裂け目を見ると、見る見る塞がっていくのがわかる。
どうやら一時的なものだったようだ。
こうして俺達はゼロ魔の世界から消えた。
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