第十一話
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一発ソルから薬きょうが排出される。
その瞬間強固になる俺の魔法障壁。
ドクターに頼んでおいたカートリッジシステム。
その弾丸は全部で12発しかない。
この弾丸は封じられた魔力で系統魔法1つ分追加する。
つまり擬似的にスクウェアに匹敵する威力が得られるのだ。
しかしそれもソラと半分にしており、実際は6発。
虎の子の6発のうち1発を早くも消費してしまった。
何とか耐え切った俺は合流したソラと共に全速力でその場を離れる。
「アオ」
「大丈夫だ、逃げるぞ」
「う、うん」
しかしその逃亡を妨げる1つの炎弾。
「うおっ」
「きゃっ」
何とか炎弾をさけ、俺達は放たれた方を向く。
すると大火竜に乗ったマルクスの姿が。
先ほどの炎弾は大火竜の物だろう。
「決闘中だろう。逃げるな!」
「そう言うお前も使い魔を使っているじゃないか!」
「使い魔と主人は一心同体。問題ない」
「有るわ!」
次々に迫り来る炎弾。
「くっ」
かわすのも辛い。
炎弾で追い詰めた所にマルクスの魔法がやってくる。
『ロードカートリッジ、ディフェンサー』
薬莢が排出されスクウェアクラスの障壁をはり何とか耐える。
残り4発。
「アオ!」
俺に近づこうとしたソラに向って炎弾が放たれる。
それを障壁で弾くソラ。
「お前!ソラは決闘に関係ないだろう!」
「決闘中に近づくのが悪い」
くそ!先ずあの大火竜を何とかしないと逃げ切れそうも無い。
逃げる後ろからの炎弾やら魔法やらを避けるのは至難の業だ。
「ソラ!あの大火竜の動きを止めてくれ!」
「え?う、うん」
「他者に助力を求めた時点で君の負けだ」
俺は決闘している訳ではない。
決闘に見せかけて逃げられればいいのだ。
「知った事か!」
『フォトンランサー』
「ファイヤ」
魔法を放った瞬間、俺はソルを左手に持ち直しガンダールヴ(偽)と写輪眼を発動させる。
放たれた魔法に紛れマルクスに突っ込んでいく俺。
「馬鹿な、死ぬ気か?」
俺のフォトンランサー(偽)を上昇して回避、その後隙もなく俺に炎弾を吐く大火竜。
迫り来る炎弾を写輪眼で見切り、ギリギリで回避してマルクスの懐に飛び込む。
『サイズフォーム』
変形したソルにブレイドの魔法を纏わせ、力いっぱい切りつける。
間一髪マルクスも自身の杖にブレイドを纏わせ受けるが、強化された俺の腕力の限界で叩きつけらたその体は踏ん張りがきかず、大火竜からはじき出されてしまう。
俺も勢いを殺しきれずそのまま離脱。
「ソラ!今!」
「ルナ!
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