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大陸の妖精
DEAR KABY
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え・・・本名はゼクア・メロン、彼はこの本に魔法をかけました」


カービィ「ま、魔法・・・?」



すると日の出の「デイ・ブレイク」のタイトル文字が「ディア・カービィ」へと変化した



ルーシィ「もちろんタイトルだけではなく、中身の文字も全て入れ替わります」


文字が本から飛び出し宙を舞う



アルト「めっちゃ綺麗だな!!」


ハッピー「あい!」


ナツ「おぉぉー!!」


ルーシィ「彼が作家をやめた理由は・・・最低な本を書いてしまった事の他に・・・最高の本を書いてしまった事かもしれません・・・」


アルト「おっさんへの手紙だな!!」


ナツ「いい父ちゃんじゃねぇか!!」


ルーシィ「それがケム・ザレオンが本当に残したかった本です」


カービィ「父さん・・・私は・・・父を・・・理解できてなかったようだ・・・」


目に涙をためながらカービィは呟く



ルーシィ「当然です!作家の頭の中が理解できたら、本を読む楽しみがなくなっちゃう」


カービィ「ありがとう・・・この本は燃やせませんね・・・」


アルト「じゃあ俺たちも報酬はいらねーな!」


ナツ「そうだな!」



カービィ「え?」


ルーシィ「はい?」



アルト「依頼は本の破棄だからな!」


ナツ「依頼達成してねーのに報酬は受け取れねえだろ」


ルーシィ「ええぇぇぇええ!!!」



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

フェアリーテイルに帰る途中、大きな声が響く



ルーシィ「信じらんない!200万をチャラにするかしら普通!!」


アルト「だって依頼達成してないのに報酬貰うなんてズルいだろ」


ナツ「フェアリーテイルの名折れだ」


ルーシィ「はぁー・・・もう」


ナツ「でもよかったな、あのおっさん」


アルト「あぁ、今頃自分の本当の家でゆっくり本を読んでるんじゃないかな」


ルーシィ「え?どういう事・・・?本当の家?」


ナツ「あいつらの臭いと家の臭いが違った」


アルト「ナツの嗅覚は獣並みだからねー」


ルーシィ「なにそれー!!?」


アルト「しかし30年間も魔法がかかってたなんてなぁ・・・」


ナツ「あの小説家、すげぇ魔導士だよな!」


ルーシィ「若いころは魔導士ギルドにいたみたいでそこでの数々の冒険を小説にしたの・・・憧れちゃうなぁ」




アルト「くくっ、ところでさぁ・・・ルーシィ」


アルトがルーシィの近くに寄り耳元で話す



アル
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