番外編 十年バズーカ《前》の前編
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狂夜side
「…ふぅ…この倉庫は物が多すぎるな…」
俺は、自分の家の倉庫を整理していた。
ここにあるのは、自分で作った物や季節によって使うものが沢山ある。
倉庫を整理している理由は…まぁ…あれだ…溜め込みすぎて崩れてきた。
「え〜と…テレビは、ここ…この変な石の仮面は…あそこだな…それで…ん?あの変な矢は…飾っておくか。」
俺は、能力も駆使しどんどん片付けていった。
「え〜とこれは、ここで…ん?」
ドンと何かが落ちたような音がした。
音の方を見てみると明らかにおかしいものを見つけた。
「…これは…バズーカ?」
俺は、そのバズーカを持ち上げてとりあえず顎に手を当てて考えた。
「武器類は危ないから武器庫に締まったハズなんだがなぁ…」
バズーカの中身を見ると弾は入っていなかった。
「…おかしいな…」
今思うとこの時バズーカの中身を見ながら引き金を引くんじゃなかった。
…と思うじゃん?
バズーカは、カチとショボい音を立てて何も起こらなかった。
「フラグかと思ったが何も無かったな…」
ポイとバズーカを後ろに投げる。
後ろでガタンと言う音が鳴った。
…さて…引き続き続けるか、
そう思えていた時代が…俺にもありました。
突然後ろのバズーカから音が鳴った。
『キュウィィィィン…』
…思い出した…
あれ…10年バズーカ《前》とか言う代物で撃たれた奴は10年前の自分と入れ代わるという弾無しで撃てるように俺が作ったやつだ…
効能は…
一日。
ボフッと煙に包まれる。
という事は俺は……
ぼくは…
はっさいになる!?
…紫side
私は暇だから狂夜の家に来た。
暇だから←ここ重要
「狂夜〜?」
あれぇ〜返事がない〜
「そんなときはぁ〜♪」
私の目の前の空間が裂け、そこからは、無数の目が覗いている。
「おじゃましま〜す♪」
入って見て誰も居なかった
「あれ〜狂夜?」
…ん?地下の倉庫の方から煙?
その渦巻く煙を見ていたら一つあることに気づいてしまったことに気がつく。
クンクンと匂いを嗅ぐと懐かしいような匂いがしてきた。
「!?この匂いは!?」
自分の能力の便利さも忘れてわざわざ倉庫までの階段を下り、倉庫の扉を開けた。
そこには、整理されてすみに寄せてある段ボールや木箱。
そして部屋の中央には、一人の黒い長い髪の男の娘がいた。
男の子?違うあれはそんな生半可なものでは、無い。
どう見ても女の
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