マクロスF
0787話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
界の人物じゃないと成立しないらしい。だから、俺とあやか達は仮契約が成立したが、俺とレモン達じゃ成立しない。……その辺に関しては、恐らくネギま世界特有の法則の類が働いているんだと思う」
以前、レモンやマリュー、コーネリアといった面子と仮契約をしようとした事があった。当然だろう。何しろキスをするだけでアーティファクトという強力なマジックアイテムが入手出来、更には俺の魔力を送って身体強化が出来たりするのだ。いざという時の為に備えるという意味では、かなりお手軽な方法だったからだ。
だが、エヴァに仮契約の魔法陣を描いて貰ってその中でキスをしても儀式が成功することはなかった。あるいはホワイトスターだったからかもしれないと、ネギま世界でやってみても同じく駄目。
で、それを怪しんだエヴァが色々と調べた結果、仮契約をするには最低どちらか片方がネギま世界の住人で無ければ駄目だった訳だ。
「ふーん……ま、やっぱり何事もそう簡単にはいかないのね」
「そりゃあな。それにシェリルだって歌にフォールド波を乗せるという特殊能力があるだろ」
「……マクロス世界以外で意味があるとは思えないんだけど。まさか他の世界にバジュラがいる訳でもないし」
その言葉を聞いて、ふと思う。……ネギま世界を含めて他の世界にバジュラは本当に存在しないよな? もし他の世界で歌っている時にフロンティア船団のようにシェリルを救助に来て戦闘になったりしたら、目も当てられないんだが……いや、無いか。
そもそも俺達が行ける平行世界というのは、基本的にはアニメや漫画、ゲーム、小説といった世界だ。つまり、バジュラというのはマクロス世界限定の筈。……だと、いいなぁ。
そんな風に考えていると不意にシェリルが立ち上がり、そのまま美砂へと声を掛ける。
「ねぇ、この機械はどうやって動かすの? 折角だからこの世界の歌とか聴いてみたいんだけど」
ああ、そうか。マクロス世界では2009年のゼントラーディとの戦争で一度地球が壊滅しているのか。その……いや、違うな。ネギま世界の年号は今が2005年の筈。となると、マクロス世界で言えば……マクロスゼロの数年前か? なら歌のデータとかは残っていてもいいと思うが。まぁ世界自体が違っているんだから、似た歌はともかく細かい歌とかはかなり違うんだろう。
「この曲をお願い」
「え? 大丈夫ですか? これ結構難しい歌なんですけど……」
「ふふっ、別に敬語じゃなくてもいいわよ。貴方達もアクセルの恋人になるんでしょ? ならあたしと立場は変わらないわ」
「けど、銀河規模の歌手なのに……」
「ならアクセルを諦める?」
「絶対にそれはありませ……無いわ!」
挑発的に尋ねるシェリルの言葉に、美砂が即座に断言する。
そしてこちらへと視線を向けて、笑
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ