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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第60話 ヴィヴィオの想い
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対してバルトも同じくボルティックランサーで全て撃ち落とす。

「ディバインバスター!!」
「おっ!?」

しかしヴィヴィオはそれを想定していたのか、直ぐに追撃としてなのはの使うディバインバスターを真似た砲撃を行った。

「そんなもの!!」

それでもバルトも負けては居ない、向かってくる砲撃を避けようともせず、魔力を溜めたバルバドスの刃で真っ向から受け止めた。

「バルトさん!!」
「こんなもの余裕だ!!」

なのはが心配そうな声を上げるが、バルトは自身満々にそう答え、言葉通り、砲撃を斬り裂いた。

「一撃粉砕………」
「んな!?」
「クリティカルブレード!!」

しかし更にヴィヴィオは続けてジャンプし、一回転した勢いそのままに足を刃に見立て、魔力を溜めた回転蹴りでバルトを攻撃してきた。

「ちぃ………!!」

今度は斧の側面を向け、完全に守りの状態で受け止める。

「うぐっ………!!」

地面にめり込むほどの衝撃がバルトを襲う。しかしバルバドスは壊れず、その威力に耐えていた。

「………」

ヴィヴィオは何も言わずバルトから距離を取り構える。

「やるじゃねえか、ちゃんと先の先まで考えて攻撃してくる」
「まだまだこれからだよバルト。今度こそちゃんと決める!!」

そう言ってヴィヴィオが再び攻めようとした時、ヴィヴィオの行く先を遮るようにピンクの砲撃が放たれた。

「………今度は2人掛かりで?いいよ、私は負けないから」
「違うよ、私はヴィヴィオちゃん、………ううん、ヴィヴィオの本当の気持ちを知りたいの」
「本当の気持ち?だからそれは………」
「うん、多分それもあると思う。だけどそれが本心じゃないよね?」
「………何を根拠に言ってるの?」

動揺を誘うような話し方で話すなのは。
それでもヴィヴィオはただ冷たい目のまま、返事を返した。

「だって、もし本当のパパとママが大事で、私達よりも好きならどうして私達の魔法を使ってるの?」
「それは私が使いやすい魔法を………」
「機動六課のみんなが居た中で私達だけ?」

なのはの言う通りヴィヴィオの魔法は魔力の色が違うものの、なのはとバルトと同じ魔法だった。

「特にスバルはヴィヴィオと同じ格闘を主体とした戦闘スタイル。バルトさんみたいに小技よりも大技が多い攻撃よりもはるかに使いやすいし、私も魔法も砲撃主体で、本来ヴィヴィオにとって使いづらい技。………だけどどうして私達の魔法しか使わないの?」
「そ、それは………」
「ねえ、ヴィヴィオ教えて欲しいの、私やバルトさんのどこが気に入らないの?私達は確かにヴィヴィオの本当の両親じゃない。だけどそれでも負けない様にヴィヴィオを愛してきたつもりだよ?………もしかしてそれが余計
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