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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第60話 ヴィヴィオの想い
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その腕自体が巨大な一本の杭の様に力が高まる。

「ワールド・オブ・ゼロ!!!」

クレインへ向かうと共に最大級に一気に溜めこんだ魔力を直接ぶつける為、斧を振り上げた。


「消え去れええええええ!!!」
「確かに当たれば消え去るだろう、外れてもその余波は凄まじいだろうね、だが………!!」

斧を振り下ろす際、バルトマンのスピードに負けないほどのスピードで懐に潜り込むクレイン。

「なっ………!?」
「誰も君のスピードに付いていないとは言っていないよ」

そう言ってそのままアッパーの様にバルトマンの右腕に拳を当て、振り上げた。そして………

「終わりだよ」

右拳に溜めこんだエネルギーをそのまま撃ち込んだ………































「……………」
「どうした桐谷?」
「おかしい………」
「何がだ?もしかして道を間違えてたか?」

ふと、歩みを止め、倒した敵の残骸を見る桐谷。

「このブラックサレナ、倒して動かなくなったが、どうにも違和感がある。機械ならば爆発などして爆散しても良い筈だが、一度も見ていない」
「管理局で使っていたバリアアーマーと同じ原理だからだろ?だからガジェットみたいに爆発しないんだよ」
「中に居るのがアンドロイドなのにか?」

そう言った桐谷の言葉にヴィータもハッと表情を変えた。

「確かに変だ。アンドロイドがどんなものか分からないけど、機械で出来ているなら爆発しても良い筈だ!桐谷もステークで打ち抜いているし、私のハンマーで砕いている筈だ!!」
「ヴィータ、外に連絡は?」
「駄目だ、やっぱりAMFの影響で出来ない………」
「俺達は外に行こう、もしあの事件が今日の為のものだったら外のみんなが危険になる!!!」
「あの事件………?」
「マリアージュ事件だ」
























「……………」

雷神化し、ヴィヴィオと戦うバルト。対してヴィヴィオも聖王の力を解放し、負けじとバルトに対する。
しかしそこは戦いの経験の差なのか、扱い切れない力と、対等とは言わないものの、負けないほどの力を持つ雷神化したバルトに分があり、僅かずつであるが、徐々にヴィヴィオを追い詰めていく。

そんな中、なのはは先ほどの事が気になり、援護もそっちのけで思考を巡らせていた。

「どうしたヴィヴィオ?動きが遅いぞ!!」
「くっ………!!調子に乗るな!!ボルティックランサー!!」

向かって来たバルトに向かって虹色の槍を複数展開、発射した。

「甘いっての!!ボルティックランサー!!」


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