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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第60話 ヴィヴィオの想い
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ず手を上げ、問いかけた。

「そうですね、では先ずはそれから話す事にするわ………3人には信じられない話だと思うけど、心して聞いてね」

そう言ってラグナルは静かに話し始めた………



















「どうしたのバルト?動きが遅いよ………?」
「ちっ、ヴィヴィオやるじゃねえか!!」

ヴィヴィオの戦闘スタイルは拳による手数の多い攻撃方法。バルトの大斧だと、どうしてもついて行けず押され気味になってしまう。とはいえバルト自身そういった相手とも戦って勝ってきた。

(聖王は伊達じゃないってことか………)

ヴィヴィオは今まで相手にして来た敵と大きく違っていたのは攻撃力の高さだった。
一撃一撃が小さく鋭いながらその威力は今までの同じタイプの相手とはけた違いに強かったのだ。

「はああああああ!!」
「ぐうっ………」

ヴィヴィオのハイキックがバルトの脇腹へと入る。辛うじて腕を挟み、防御したがそれでも衝撃がバルトの体を襲う。

「バルトさん離れて!!」
「うるせえ!!一生懸命やろうとしてるだろうが!!」

ヴィヴィオはクロスレンジでバルトから引っ付いた様な距離で戦っている為、後方から援護と思っていたなのははタイミングを見計らいながらも全く手が出せずにいた。

「こうなったら私も………!!」
「!?なのは待て!!」

待ちきれずヴィヴィオとバルトの元へと向かうなのは。

「そう、なのはお姉ちゃんならどうにかしようとするよね」
「ちっ!!」

なのはの方へ向かおうとしたヴィヴィオを掴もうとするが、その手を弾かれ、逆に腹に肘を入れられてしまった。

「うぐっ!?」

思わずうずくまりそうになるバルトだったが、何とか持ち堪え、ヴィヴィオから目を離さないでいたが、等の本人はバルトには目もくれずなのはの方へと向かって行った。

「なのは!!」
「油断したねなのはお姉ちゃん」

そう言ってなのはに拳を突き出した。

「あまり舐めないでヴィヴィオちゃん!!」

しかしなのははレイジングハートを槍の様に扱い、ヴィヴィオの攻撃を防いでいる。

「私は別にクロスレンジで戦えないからロングレンジで戦っていた訳じゃないんだよ!!」
「ヴィヴィオの手数にも付いて行ってる………ならば!!」

斧に自身の魔力を貯め、構える。

「なのは!!」
「!!」

名前を呼ばれた瞬間、ヴィヴィオの攻撃を受ける前にその場から離れるなのは。

「逃がさない!!」
「フープバインド!!」

追って来たヴィヴィオはなのはのバインドを避けることは出来ず、輪っかのよって拘束されてしまう。

「こんなものすぐ………」
「だが一瞬でも止まればこ
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