幻想変化
東方変形葉55話「狂気覚醒」
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架空の存在である。
まず、空間を二つに分ける。フランと俺別々の空間だ。そして、マクスウェルの悪魔がその空間の仕切り部分に穴をあける。すると、その穴は威力の弱いもの、遅いものは俺のところでとどまり、威力の強いもの、素早いものはフランの方へと流れていく。
つまり、状況の優劣を強制的に変えてしまうのだ。
ちなみに、自分の撃った弾も自分に当たったら被弾する仕組みになっている。仕切りを非常に強い力で壊さない限りこのスペカは終わらない。
「強度の変化っと。これでそうやすやすと破れない・・・えっ?」
「フフフ、カタ〜イ。キュトシテ〜・・・ドカ〜ン!」
・・・なんてこった空間の仕切りを一瞬で破りやがった。あの力強い幽香でも破るのに少しかかるはずなのに。
まずいな、思ったより手ごわい。まさか殺すことは許されないだろうし、だからと言って手加減できるような相手でもない。
変化「フェアリーオブステージ」
弾幕が、妖精が躍るようにして舞う。その弾幕は、一見脆そうに見えるが、実は相殺できないのである。なので、あきらめてその弾幕を避け続けるしかないのだ。
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」
だが、フランは目にもとまらぬ速さで避けながらこっちへ向かってくる。っ!やばい!
日符「ロイヤルフレア」
強い閃光がフランを襲った。さすがに対応しきれず、フランは体勢を崩した。
「来たわよ、裕海。久しぶりね」
「ああ、パチュリー。久しぶり。こっちで喘息をできる限り抑えるようにしておくから、頑張ってくれるか?」
「だから来たのよ」
そういって微笑みあい、フランの方を同時に向いた。
「幻想のための交響曲〜序曲〜」
金&水符「マーキュリポイズン」
パチュリーが交差弾を次々と容赦なく撃つ一方で、俺は巨大な弾を5つ作り、俺の周りをぐるぐる回りながらホーミング弾を連射する。
「もっと本気を出しなさい、能力を活かしなさい。あなたの実力はこんなものじゃないでしょ?」
「・・・まだ、制限が効かなくてね」
「それでいいわ。あの子は頑丈だから、ちょっとやそっとじゃ死なないわよ。ちょうどいい機会だしね」
パチュリーは鋭い。まさか弾幕の様子だけで本人の様子がわかってしまうなんて。
「何があっても責任はとれないよ。スペルカード、仕切り直し!」
「幻想のための交響曲〜変幻世界〜」
四方八方から大きめの弾幕がフランを襲う。実はこのスペカの一波目は、フランのスペカを参考にしている。クランベリートラップだったっけ。
一波目はさっき言ったとおり、二波目は十字型に光線を放ち、三波目は動いたり止まったりを繰り返す不規則弾幕が襲う。
「ううっ・・・おにい・・・ちゃ・・・ハカイシテヤルワ!アハハハハハハ!」
っ!一瞬、フランの意識が正常に戻った。
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