暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
3ースノードロップの日常 (後編)
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は聞いたことがある。GGOでスノーが私を慰めてくれた曲だ。しかも今回はちゃんと楽器がある完成版だ。

「love song for you♪これが君に届ける贈り物。少し恥ずかしいけどこれしか思いつかないよ♪」

途中からスノーの目線は私を見ることが多くなり。そして。

「『今』という現実を歩いていかなくちゃ…♪」

歌が終わるとスノーは笑って。

「この曲はみなさんの前では始めてですね。でも…僕の大切な人はもうこの曲を聴いています。…ぜひ大切な人と聴いてくれると嬉しいです。」

そう言ってスノーはベースを置くと。

「それじゃ!また今度!以上『ブルーフラワーズ』でした!」

そう言って3人はステージから出て行く。すると。

アンコール!アンコール!アンコール!

アンコールがステージに響き始めた。

「スノー…。」
「お呼びかな?」
「??」

するといつの間にかスノーが私の隣に笑って立っていた。
そしてまた湧く場内。そうするとスノーは笑顔で。

「アンコールありがとう!んじゃ一曲歌います!…聞いて下さい!骸骨楽団とリリア!」

するとピアノの音が鳴り響き始めた。ステージにはさっきのメンバーにクラリスがピアノを弾き始めていた。

「シノン♪一緒に踊ろう?」
「え??ちょっと??」

そうするとスノーは私の手を取り飛び回って歌い始めた。
私は歌いながら踊るスノーに半ばやけで合わせる。そしていつの間にかラストになったみたいで。
そう言ってラストのピアノのソロが入って…。

「…♪」
「??」

一瞬照明が真っ暗になったと思うと唇に何かが触れた感触がした。
そして照明は元に戻り。

「みんな今日のライブありがとうございました!アンコールの踊りに付き合ってくれたこの子にも盛大な拍手を!」

パチパチパチパチパチ????

この拍手はテント内に大きく広がっていった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「最後のなんなの…?」

ライブ後の打ち合わせが終わるとシノンから問いただされた。ちなみに場所は大テントの裏。

「ん?なんのこと?」
「…。」

とぼけるとシノンは明後日の方向を向くと。

「それじゃ…スノーが話すまで私口聞かないからね。」
「え?え??シノン…。」

僕はなんて言うか迷い俯いた。
…やっぱり突然過ぎたかな。僕は少し後ろ向きになっていると。































































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