幕間二 氷炭、相愛す
4幕
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だ。
「ミラさまの着けてていいから。後で捨てちゃっていいから。フェイの、受け取って?」
ジュードは迷い濃くフェイを見つめ返す。
今のフェイの面にあるのは、かつての自分たちのような色めいたものではなく、死に逝く者がせめてもの形見を託そうとするような透明さだ。
ジュードは観念して拳を下ろした。
フェイはジュードが開いた掌の上に、ネックレスを落とした。
「アリガト」
――この先、フェイはどうなってしまうのだろう。
父を殺め、唯一の姉をルドガーに託し、彼女自身はどこへ行こうとしているのだろう。
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