暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos51悲劇の少女/因果の悪戯〜Belkan Gr??te St?rke〜
[9/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
!」
砲弾に遅れてこっちに向かって走って来てたオリヴィエさんと再接敵。純粋魔力攻撃は、トーマが居るから通用しないって判断したみたいで、オリヴィエさんは距離を一切置かないインファイト戦法に切り替えてきた。
そして始まるわたし達3人対オリヴィエさんの格闘戦。でもやっぱりベルカ史上最強って謳われたオリヴィエさんで、「うぐっ!」「きゃあ!」「うわあ!」わたし達の攻撃は当たらないうえ、オリヴィエさんの打撃は面白いほど受けちゃう。それぞれ別方向に殴り飛ばされ、蹴り飛ばされ・・・。
「強ぇ・・・!」
倒れ伏してるトーマの呻き声が聞こえた。遅れて『魔法じゃないからディバイダーの意味ないし・・・』リリィさんの弱音も。オリヴィエさんは、トーマには純粋な打撃攻撃を、わたしとアインハルトさんには魔力を用いた打撃と切り替えて仕掛けてくる。流石のトーマも、純粋格闘じゃオリヴィエさんに傷1つ付けられない。
「それでも止めないといけません・・・。オリヴィエは泣いています。私はその涙を止める・・・!」
アインハルトさんが仕掛ける。拳打・蹴打を織り交ぜた連撃を、オリヴィエさんは片手だけで受けては逸らす。わたしも急いで立ち上がって「せぇぇーーーい!」参戦。アインハルトさんとの挟撃を仕掛ける。と、「女の子にやらせて、俺だけが眠ってるわけにはいかないよな!」トーマも参戦。3人で代わる代わる連撃を打ってくけど、正確に捌かれちゃう。
「ダメだ、埒が明かない。ヴィヴィオ、アインハルト、離れてくれ! 巻き込んじまう!」
トーマからの指示にわたし達は素直に頷いた。何か大技を出すんだって理解したから。魔力結合の分断をするトーマの技。たぶん近くに居るとその効果がわたし達にも届いちゃうんだ。オリヴィエさんへの連携を切り上げて一足飛びで後退。した瞬間、オリヴィエさんの上段蹴りがトーマの側頭部を打った。
「トーマ!」
「ぅぐ・・・! これで、どうだ・・・!」
『ディバイド・ゼロ!!』
吹っ飛びながらもトーマは大剣の先端から砲撃を発射した。と、「あれ・・?」一瞬体から力が抜けた。これも今の砲撃の効果、なのかな。見ればアインハルトさんも小さく頭を横に振ってる。
「今だ、ヴィヴィオ、アインハルト!」
トーマの声にハッとして、オリヴィエさんへ視線を戻すと「え・・・?」そこには体が霧散し始めてるオリヴィエさんが佇んでた。倒れ込んでるトーマから「再生してる、早く!」急かされて、わたし達は慌ててオリヴィエさんへダッシュ。わたし達の接近に気付いたオリヴィエさんは崩れては再生してる体で身構えた。
「ヴィヴィオさん。最後の一撃、私に任せてもらっても良いですか?」
「・・・お願いします!」
「ありがとうございます」
――驚浪雷奔――
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ