暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos51悲劇の少女/因果の悪戯〜Belkan Gr??te St?rke〜
[8/10]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
のソックリさんだけど倒しても良いんだよな!?」
トーマからそう訊かれて「えっと・・・」わたしは言い淀んでアインハルトさんを見る。と、「はい。手を貸していただけますか?」アインハルトさんがそう答えて身構えた。トーマも「よしっ」って構えを取ったから、少し休んでことで動けるまでに回復できたわたしもベンチから立ち上がってアインハルトさんとトーマの側に駆け寄る。
(トーマにさっきの魔法を無効化したっぽい攻防がなんなのか聞きたいけど、未来のことだし、やっぱり聞けないよね)
「邪魔をしないで・・ください・・・!」
――意気軒昂――
オリヴィエさんの魔力量が跳ね上がった。そして「電光石火」その一言と一緒に姿が消えた。アインハルトさんが「移動魔法です、気を付けて!」トーマに教えた。頷いて応えたトーマは「全方防御!」そう言うと、“銀十字”って名前らしい本からまたページが、今度は何十枚と飛び出して来て、わたし達を護るようにドーム状に組まれた。その直後、オリヴィエさんの拳打が1枚のページに防がれた。
「銀十字!」
トーマの声に反応して数十枚のページが一斉に動き出した。そして今度はオリヴィエさんを閉じ込めるようにドーム状になった。ページ表面に光弾が発生。それらが同時にオリヴィエさんを襲った。その光景に「すご・・・!」思わずそう漏らしたわたし。わたしの知ってるトーマとは全然違うからビックリしちゃった。
『トーマ、ヴィヴィオ、アインハルト、気を付けて!』
ページは使い捨てみたいで崩れていっている中、トーマの内に居る融合騎のリリィさんから警告が入ったと同時、「天衣無縫」その一言が聞こえてきて、砂煙の中から魔力を纏って砲弾と化したオリヴィエさんが突進して来た。技名の最初の一文字、て、を聞いた瞬間にわたしはトーマの手を掴んで横っ飛び。アインハルトさんは反対側へ跳んで、オリヴィエさんの突進を回避。
「空破断!」
「ディバインバスター!」
「シルバーハンマー!」
突進を終えたばかりのオリヴィエさんの背中に向けて攻撃。
――狂瀾怒濤――
魔力を付加した脚を地面に踏みしめて起こす、地面隆起の技でわたし達の攻撃が全部防がれた。また砂煙の中に消えるオリヴィエさん。
――砲煙弾雨――
「「「っ!」」」
砂煙の中から飛び出して来た虹色の魔力弾。トーマは「クリムゾンスラッシュ!」大剣を振るって斬撃を飛ばした。オリヴィエさんの魔力弾とトーマの斬撃が真っ向から衝突して、さっきみたいに掻き消すようにして斬り裂いた。遅れてトドメのような魔力砲弾1発が飛来してきた。
「ディバイド!」
わたし達に当たるより早く現れた紋様によってまた掻き消された。やっぱりトーマ、魔力結合の分断をしてるんだ。
「来ます
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ