暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos51悲劇の少女/因果の悪戯〜Belkan Gr??te St?rke〜
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付けようとした。それでもオリヴィエさんはしっかりと着地した。そう。魔力を纏わせたその両足で力強く。
――狂瀾怒濤――
わたし達の足元にまた地割れが発生。アインハルトさんもさすがにオリヴィエさんの手を離して、わたしと一緒に急速後退。その直後、「天衣無縫・・・!」わたしとアインハルトさんは気が付けば宙に舞ってた。体勢を立て直そうにも体が動かない。そうしてわたし達は地面に墜落した。
「あ・・ぅ・・・」
「ヴィヴィ・・オ・・さん・・、大丈・・夫・・ですか・・・?」
仰向けに倒れてるわたしの頭上からアインハルトさんの掠れた声が。わたしは「大丈夫・・・です・・・」それだけを返すだけで精一杯。一体何が起きたのか思い返す。オリヴィエさんが地面を踏みしめた後に地割れが起きて、瓦礫と砂煙がわたし達とオリヴィエさんを隔てた。そして、「突進・・・技・・・」を食らったんだ。僅かに動かせる頭を動かして、オリヴィエさんの突進技によって大きく抉れた地面を見る。
「守れた・・・守ることが出来ました・・・」
そんな声が足元から聞こえてきた。必死に頑張って上半身を少しだけ起こすと、オリヴィエさんがこっちに向かって歩いて来てるのを視認。ここで追撃されちゃったら確実に負ける。でもこれ以上は無理。ドサッとまた倒れ込む。
「ヴィヴィオさんは・・もう少し休んでいてください・・・」
「アインハルトさん・・・!?」
さっきまで立つことも出来なかったはずなのに、アインハルトさんはしっかりと歩いていてわたしを抱え上げた。そしてオリヴィエさんから離れた場所――休憩所のベンチのところまでわたしを運んでくれた。
「ティオはダメージ緩和と回復補助能力に特化していますから。ですからあとは、私に任せてください・・・!」
そう言ってまたオリヴィエさんの元へ走って向かって行く。手を伸ばして止めようにもそれすら出来ない程のダメージを受けちゃってて。そしてまた始まるアインハルトさんとオリヴィエさんの激しい攻防。だけどやっぱりダメージの蓄積はあるようで、アインハルトさんの動きが鈍い。
「紫電・・・」
オリヴィエさんの右上段蹴りがアインハルトさんの左側頭部を直撃。アインハルトさんが倒れ込むより早く右上段回し蹴りが、今度は右側頭部を直撃。間髪入れずに顔面、鳩尾、両脇に1発ずつ、計4発打ち込んだ。
「一閃」
「アインハルトさん!!」
電気変換された魔力を纏った右踵落としがアインハルトさんの頭頂部・・・からズレて、右肩に振り下ろされた。踵落としの直撃で地面に叩き付けられるアインハルトさん。とんでもない威力なのに、それでもなおアインハルトさんが立ち上がろうとする。それを見て、オリヴィエさんが拳を振り被った。その時。
『アインハルト!』
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