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Epos51悲劇の少女/因果の悪戯〜Belkan Gr??te St?rke〜
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んだ。

「ぅう、ごふっ・・・!」

「アインハルトさん!!」

空高く吹き飛ばされるアインハルトさん。オリヴィエさんが追撃するために跳ぼうと足を曲げたのを見て、「ごめんなさい、アインハルトさん!」わたしはすかさず近接砲撃にして高速砲のディバインバスター(スバルさんと同じ、魔力スフィアを殴って発射するタイプ)を発射。

「っ・・・!」

わたしの砲撃に、アインハルトさんの追撃を中断したオリヴィエさんを確認、アインハルトさんが宙で体勢を整えて着地姿勢に入ったのを確認してすぐに「ソニックシューター、ファイア!」魔力弾4発を発射。

「あなたもまた、私の大切な人たちを傷つけるんですか・・・?」

全弾を裏拳で弾いて対処したオリヴィエさんの標的にわたしも追加されたっぽいけど、それでいい。アインハルトさんだけじゃ勝てない。というか2人掛かりでも勝てない。それでもどうにかして退けないと。着地し終えたアインハルトさんに「わたしも戦います!」って宣言。

「ですが・・・!」

「ごめんさない! あ、来ます!」

わたしの側に駆け寄って来たアインハルトさんと話し込んでる余裕が無い。突進して来たオリヴィエさんの姿がまた掻き消える。今度は直感的だけどオリヴィエさんの動きが判った。大きく横に跳び退く。その直後、わたしの居た場所を上段蹴りしたオリヴィエさんが現れた。

「空破断!」

手の平を突き出して生む衝撃波を放ったアインハルトさんだったけど、それをなんてことのない拳打で真っ向から迎撃。そしてお互いに前進して拳打と蹴打の応酬を始めたけど、すぐさま「うぐ・・・!」アインハルトさんが打ち負けた。追撃に入ろうとしたオリヴィエさんに「ジェットステップ!」で高速接近。そこから「アクセルスマッシュ!」魔力を纏わせた拳打を繰り出す。

「うえ!?」

全力で打ったのに、わたしの一撃をパシッと片手で受け止めて、そのままぐいっと引っ張られたから強制的に姿勢を前屈みにさせられた。その上でラリアットを繰り出してきた。掴まれてる右手とは逆、左腕で首をカード。さらに、相手の打撃を受けるその一瞬にその個所に防御魔力を回すセイクリッドディフェンダーを発動。

「うっぐっ・・・!」

「守るんです。私が。オーディンさんが命を賭して守ったモノを、クラウスが生涯を懸けて目指す夢を。私たちが描いた希望を・・・!」

ガード越しから伝わってくるその威力と衝撃。わたしより小さいのにすごい力。踏ん張りきれずに後方一回転、「かはっ」受け身が取れずに地面へ背中から落下して一瞬呼吸が止まる。それでもお構いなしにオリヴィエさんがわたしの首を踏みつけようと足を上げた。思っていた以上に容赦なくてビックリ。

「覇王・・・断空・・・拳ッ!!」

「っぐ・・・!」
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