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Epos51悲劇の少女/因果の悪戯〜Belkan Gr??te St?rke〜
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†††Sideヴィヴィオ†††

フェイトママやアルフのお世話役だったリニスさんと別れた後、わたしとアインハルトさんは、臨海公園にジョギングやわんちゃんの散歩に来てた人たちからおにぎりやパンを恵んでもらった。未来のことを思えば断るのが一番なんだろうけど、そんな余裕もないほどに美味しそうな見た目と香りで即ノックアウト。いただきます、と素直に頂いた。

「――餓死だけはなんとか免れましたね」

「そうですね。詳しい事情も訊かずに助けてくださった海鳴市の人たちには感謝しきれません」

空腹が満たされたことで寄り添うようにベンチに座るわたしとアインハルトさん。空腹問題はなんとかなった。そう言ったアインハルトさんに頷いて同意して「あとは、未来に帰る方法を探すだけですね」と言う。
13年くらいの未来からここかこの時代へと飛ばされて来ちゃった。今度は過去から未来へ帰るための手段を見つけないと。だから今、「クリス。状況はどう? なにか判った?」ってわたしのデバイス――パートナーのクリスに声を掛ける。とクリスはわたわたと前脚を振って、わたしがお願いした調べものをまだ検索中だって教えてくれた。

「そっか。ありがとう、もう少し頑張って、クリス」

クリスがビシッと敬礼して、わたしのお願い事であるわたしとアインハルトさんと同じように未来から転移して来た人の反応の探査を続行。

「ですが一体何が原因でこのような事態になってしまったんでしょう・・・?」

「考えられるのは、やっぱりロストロギア、それか未知の技術ですよね。わたし達だけが飛ばされたっていうのはおかしいですから、この時代に飛ぼうとした犯人が居ると思うんです。その人を見つければ・・・」

あとトーマも捜さないと。リニスさんの話だと、わたしの知るトーマじゃなくて3年後くらい未来のトーマらしいけど。

「なるほど。私たちだけを過去に飛ばす理由がないからですね。時間移動を行った本人を見つけて、帰る方法を教えてもらえれば・・・。あ、ですから今、クリスさんにその調査をしてくださっているのですね」

「はい。と言ってもあくまでわたしの推測ですけど。もしその犯人もただ巻き込まれちゃっただけー、とかなるともうお手上げかも知れません」

「そうではないように祈りましょう。私もヴィヴィオさんも試合が近いですし、それにヴィヴィオさんのお母様や、コロナさん、リオさん達も心配しますでしょうし」

「はい。ですからなんとしても帰らないと!!」

DSAA――ディメンジョン・スポーツ・アクティビティ・アソシエイションっていうスポーツ競技の運営団体が開催する公式魔法戦競技会インターミドル・チャンピシオンシップに参加予定のわたしやアインハルトさん、そしてここには居ないけどコロナとリオ。みんな、来月に開
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