第8話 夜の魔王か、淫獣か
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キャロルに口をふさがれている。ナイスだ。キャロル。
カミトはというとまわりを見渡して、最後にクレアの不安そうにしている瞳を見ていたが、エリスにむかって言葉として出てきたのは、
「エリス、悪いが、俺はこいつの契約精霊なんだ。チームを変える気はない」
「……カミト!?」
「……そうか、わかった。突然の無理を言ってすまなかったな」
クレアが安心したようなのと、エリスは逆に気持ちの整理をしなおして、いつもの様子にもどったようだが、シルフィードのメンバーから茶々を入れられていた。
その直後に、学院生が
「ここに淫じゅ――カゼハヤ・カミトはいますか?」
どうせなら、淫獣といいきってしまえばいいのにと、俺は心の中でつっこみながら、カミトが学院長であるグレイワースのところに向かうのを見送った。
多分、ロスト・クイーンこと、オルデシア帝国第二王女、フィアナ・レイ・オルデシア姫殿下がきたのだろう。わかっていたことだが、やっぱり、ちょっとくるのがまだ早いって感じだよな。
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