暁 〜小説投稿サイト〜
チームは5人? いえ6人です!
第8話 夜の魔王か、淫獣か
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たしか、アニメではドルイド族出身の娘とおこなっていたはずで、しかも実際にいるのに、対戦相手がかわっているしなぁ。チームプレイの大切さを本当に理解するのには、やっぱり、実戦が必要なのかなぁ。

「なんか、Bランクぐらいの任務でもこないかしら」

そんな声をぼそりとだしていた。

「なんでBランクなのよ! Aランクでも大丈夫でしょう!」

「確かに、任務達成するだけならできるかもしれないけれど、チームプレイを意識しながらならどうかしらねぇ。ふぅ」

皆から返答が戻ってこないので、

「今日の相手のチームプレイをピクシーたちにマネをさせるから、今日の授業後もまた訓練ね」

「そうなるのねぇ」

「皆様ならできますよ」

キャロルが、そうはげましてくれるので、

「キャロルって、やっぱりかわいい」

そう言って、俺がキャロルにだきつくと、リンスレットのげんこつが落ちた。

「もう、リンスレットたら」

「なんでキャロルばかりにだきつくのよ」

「あら、リンスレットのやきもちかしら」

「お嬢様ぁ、そんな趣味があったんですか」

「ち・ちち。ちがいますわよー」

「っと、まあ場が和んだところで……」

「どこが……」

カミトが半眼でにらみつけてくる。そこに助けの手が

「カミト。私は不愉快です。私の相手をしてくれていません」

「ああ、悪い、エストの食事な」

カミトがエストにパンを食べさせている。兄と妹という感じだが、エストは剣精霊なんだよなぁ。そう思っていると、頭からすっぽぬけていた人物がやってきた。

「カゼハヤ・カミト」

「俺?」

来たのは、先週の魔精霊が乱入してきて、私闘がうやむやになったエリスとシルフィードの仲間たちだ。

「午前中の対抗試合で2年生のチームに、なんとか、ぎりぎりで勝てたそうだな」

「なによ。嫌がらせ」

クレアがケンカを売るなら買うぞという姿勢をしめしている。俺はそういえば、似たシーンがあったなと思いだして、

「チーム・スカーレットのカミトに何か用があるのかな?」

けん制はしてみたが、同じ年頃の少年と話すことになれていないエリスの口調は、どうもはっきりしなくて、恋する乙女がカミトへの恋の告白するシーンでもみているようだ。結局は、カミトを引き抜きにきたというのがわかったところで、

「カミト、あたしたちを捨てるというの。あたしたちの純情をもてあそんだだけなの」

「エ、エ、エルダが落とされた。やっぱり夜の魔王」

「お、お、俺は無実だー」

「まあ、冗談はおいとくとして、あたしとリンスレットは、カミトのいるチームに入ると約束をしているのは、忘れていないわよね」

リンスレットの方はとみると、
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