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第四章
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か」
「少し待って下さい」
 しかしであった。ここで奈々の声はこう言ってきたのである。
「少しだけ」
「どうした?」
「あの」
 ベッドから起き上がる声がした。声と共にだ。
 そうしてである。暫くしてカーテンが開いて彼女が出て来た。もう既に制服を着ている。どうやら既に乾かしていてそれを着ているようだ。

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