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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第七十一話
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真っ直ぐと、ただ無言でお互いに睨み合い……少し時間が立った時だった。
「──ハアァアァァァァァッ!」
「──ヒャハハァアァァァッ!」
一陣の強い風が吹き、それによって舞い上がった一つの小石が浮き、地面へと落ちた音がした瞬間、それを合図にするかのようにヴェイグとサレはほぼ同時に、地を蹴り相手へと向けて斬り掛かった。
『氷』と『風』……混じり合うことがなかった二人の、最後の激突が幕を上げた……。
───────────────────────
──皆に、イフリートに、ヴェイグに道を作ってもらいながらようやく到着することのできた中心部の建物。僕達はそこに足を踏み入れ中に入ると……僕達の前に広がったのはただ大きくひらけたフロアで、このフロアの周りほぼ全てが結晶で構築されているという光景だった。
そしてその奥に……僕達が探していた人物の後ろ姿があった。
「……ラザリス……」
「……来たんだね、ルミナシアのディセンダー」
メリアの言葉に反応するようにゆっくりと僕達の方へと振り返るラザリス。よく見れば先程までラザリスが見ていたであろう彼女の背後には、淡く輝く宙に浮いた光の塊と、それに迫るように浸食を進めている結晶が見えた。
僕達の視線に気付いたのか、ラザリスは光の方を見て静かに口を開いた。
「分かるかい? あれが、あの光こそがルミナシアの世界の中枢……生命力が生まれ、世界の理を維持するところ、『生命の場』さ」
「つまり……その近づいている結晶があの光に浸食したら……」
「そう、君達『ルミナシア』の世界は終わり、僕の『ジルディア』の世界が始まる。争いもなく、僕が与える恵みに浸り平和に暮らしていける」
「恵みを受け取るだけが幸せなんて……そんなの間違ってるよっ!」
光の塊……『生命の場』へと手を伸ばし、そう淡々と言っていくラザリス。そのラザリスの言葉にカノンノが声を上げると、ラザリスは僕達にキッと睨むように振り返った。
「欲しがってばかりじゃないか、いつも君達は……ずっと! 滅びるまでっ! 奪い合うだけじゃないかっ! ……だから僕が変える……ルミナシアを。僕が与え続けるよ、君達は何もしなくていい……僕の世界で『創造』をする必要はないんだ」
僕を睨んだまま叫ぶようにそう言っていくラザリス。ラザリスの言う『彼女が作り、僕達がもらい続ける創造』……だけど、それは……つまり……。
「ラザリス……君は、自分の世界の住人からも……想像を奪うつもりなのか?」
「そうさ。創造は『欲』だ、『罪』なんだよ。君達の欲は満たされる事がない。人はそれを追い求め、ついには危機を招く。僕一人がその罪を背負うよ。この世界の終わりまで、ね……」
「……そんなの
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