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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第七十一話
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──補助組の皆がチーム分けを終わらせて手分けして出発して約二時間が経過した頃……リタから通信が入り、ラザリスのいる中心部への道の封鎖が全て解除された事が告げられた。
『頑張ってきなさいよ』と一言が加えられたその報告を受けて僕、カノンノ、メリア、ニアタ、ヴェイグの決戦組はその場を出発し、エラン・ヴィタールを解析して道を理解しているニアタの案内で中心部へと向かう道の前へと到着した。

「……この先に……ラザリスが……」

「あぁ。……それにきっと、サレもいるんだろう」

中心部へと続くであろう道の先を真っ直ぐと見つめて言葉を出すメリアとヴェイグ。リタとの通信では、リタ達補助組はサレと遭遇した、という連絡は受けていないので……やはりサレもこの奥にいるのだろう。
ニアタはリタ達との解析で手にしたエラン・ヴィタールの全体図と今の僕達の居場所を確認すると僕達の方を見て静かに言葉を出した。

「うむ……どうやらこの道であっているようだ。この先に、ラザリスはいる」

「そうか、なら……」

「(……主)」

ニアタの言葉に『なら、なるべく早くラザリスのいる場所に向かおう』と言いかけた時、不意に身体の中にいるヴォルトの声が頭に響いた。
突然のヴォルトの声にどうしたのだろうか、と思い声をかけようとした瞬間、ヴォルトに続くようにウンディーネの声が響いてきた。

「(ふむ……主様よ、どうやら相手らも此処を進めたくはないようだ)」

「それって……っ!」

「衛司、アレっ!」

ヴォルトとウンディーネの言葉の意味が薄々と分かった直後、カノンノの声に反応してみると僕達が来た道の方に、以前見たラザリスと一緒にいた結晶で覆われたような巨人型の魔物と、まるで結晶で造られたような人型の魔物が数体立っていた。
それぞれが腕を大きく回していたり、結晶で出来た剣や槍にも見える武器を構えていたりと明らかに此方に敵意を見せているのが分かった。

「あれが……ジルディアの民か……」

「数が多いな……逃げられたりしないか?」

「ここから中心部へはほとんど一本道だ。ここから逃げてもしこの先にも待機しているのなら挟み撃ちにされてしまう。出来る限り、此処で対処したいが……」

「やるしかないわけか……」

此方に敵意を出している巨人型や人型のジルディアの民達の数を見て、ヴェイグが確認するようにニアタに聞くとニアタは一度中心部への道を見た後、ジルディアの民達を見てそう応えた。
ニアタの言葉にメリアとヴェイグが武器に手をかけるのを見て、僕も星晶剣を抜こうとする……が……

「! 衛司は駄目……っ!」

「っ! ……カノンノ……」


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