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ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
五話『消失王の使い魔探し』
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頷くリアスさん。
「ところで刀矢、あなたが抱えているその子犬はなんなの?」
リアスさんがそう聞くと、ザトゥージさん以外がこちらに聞きたそうな顔を向けていた。
「いや、何ってあのアイスフェンリルですけど?」
「そう、アイスフェンリルなの」
(あれ?皆、驚かないんだな)
俺がそう思っていると、皆が一瞬停止してもう一度こちらを見る。
「「「え?えええええええええええええええええ!?」」」
今度はザトゥージさんを含めて、叫んでいる。
「おい、人間の坊主。それは本当なのか?」
「ああ、何か光ったと思ったらこのサイズになってた」
俺がザトゥージさんの質問に答えると、ザトゥージさんが真剣に何かを考えている。
「…………俺もまだまだ修行がたりないみたいだぜ!」
ザトゥージさんはそう言って、森のなかに消えていった。
「あら?もう行ってしまったのね。…………結局、使い魔ができたのはアーシアと刀矢だけみたいね」
リアスさんはそう言うと、朱乃さんに魔方陣を準備するように言う。
「さあ、皆帰るわよ」
帰りの準備が出来て、魔方陣を展開するなかイッセーだけはまだ何かを言っている。
「部長!俺はもう一度だけ森のなかに入って、すら太郎達を!」
「アイリ、あのバカの頭を冷やしてやってくれ」
「ワン♪」
そう言って、アイリはイッセーを凍らせる(氷は息ができるようにしてある)。
俺達は呆れながら、部室に帰るのだった。
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