暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
五話『消失王の使い魔探し』
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光が消えて、目の前には小さな狼?が立っていた。

「ワン!」

「え?…………ええええええええええ!?」

俺は突然の出来事に叫んでしまう。

「おまえがあのアイスフェンリルなのか?」

「ワン!」

そう言って、俺に近づいてきて目の前で座る蒼白い狼。

「なあ、ロスティア。これってどうなってんの?」

(刀矢が主だって認めたんじゃないかしら?)

「そういうもんなの、これ」

俺はそう言いつつも、小さくなったアイスフェンリルの頭を撫でる。

すると、気持ちいいのか目元を細めて尻尾を振るアイスフェンリル。

「こいつ、以外に可愛いな。…………名前はアイリでいいか」

俺はもう飼うこと前提で名前をつけた。

「よ〜し、アイリ。皆のところに戻るぞ」

俺がそう言うと、アイスフェンリルことアイリが俺の肩に飛び乗る。

そして俺はあることに気付く。

「やべ!?辺り一面氷付けじゃん」

戦闘に集中していたせいで、気づかなかったが、辺り一面が氷付けになっていた。

「まあ、じきにとけるか…………たぶん」

俺はそう言って、リアスさんの所に向かって歩いていく。

歩いている最中、アイリが俺の肩から降りて前方に向かって氷の塊を放った。

「どうしたんだ?アイリ」

「ああっ!?すら太郎が凍っていく!?」

アイリが氷の塊を放った方から聞こえてくるイッセーの声。

俺はアイリを抱き抱えてその方向に走っていく。

「…………えっと、なにこの状況?」

俺が皆の所に到着すると、何故だか下着姿のリアスさん、朱乃さん、小猫ちゃん、アーシアさん。

そして、アーシアさんに抱きつきながら緑色の凍ったスライムのようなものと、触手を持って泣き叫ぶイッセー。

なんと言うか、色々カオスな状況だった。

「刀矢、良かった。無事だったのね」

俺を見つけていち早くこちらに来たリアスさん。

「はい。ですが、なんですかこの状況?」

「イッセーがあの触手とスライムを使い魔にするって聞かないのよ…………」

ため息をつきながら言うリアスさん。

あのザトゥージさんですら呆れている。

「あ〜、俺のすら太郎よ!おまえの分までこの触手丸を可愛がってやるからな!」

何やら、もう止められそうにないイッセー。

バリバリバリバリッ!

そんな音と一緒にアーシアさんに抱きついているイッセーと触手だけが感電している。

その雷の発生源を見れば、小さな蒼い龍だった。

すると、その蒼い龍は止まっていた木上からゆっくりと羽ばたいて、アーシアさんに飛び付いた。

「あ、あの、ドラゴンくんを使い魔にしてもいいですか?」

アーシアさんの一言に微笑んで
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