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ハイスクールD×D 『存在の消失〜 Memory life 〜』
五話『消失王の使い魔探し』
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は、改めて…………俺はマダラタウンのザトゥージ!使い魔マスターを目指して修行中の悪魔だ!」
おっさん…………いや、ザトゥージがそう言って自己紹介する。
「ザトゥージさん、例の子達と追加でこの子の使い魔にも協力してくれるかしら?」
「へぇ。さえない顔の男子と金髪の美少女さんに、さっきの人間さんのか?OK!任せてくれ!」
何やら頼りになりそうな、ザトゥージさん。
「さて、どんな使い魔がご所望かな?強いの?速いの?それとも毒持ちとか?」
「いきなり毒持ちとか危険極まりないこと言わないでくださいよ。なあ、刀矢?」
「確かにそうだが…………オススメってどんなのですか?」
ザトゥージさんはニヤリとしながら、カタログらしきものを取り出して迫力のある獰猛そうな獣の絵を指した。
「俺のオススメはこれだね!龍王の一角ーーーー『天魔の業龍(カオス・カルマ・ドラゴン)』ティアマット!伝説のドラゴンだぜ!龍王唯一のメスでもある!いまだかつてこいつをゲットできた悪魔はいない!そりゃそうさ!魔王並の強さって話だからな!」
何やら物騒な事を興奮ぎみに言う、ザトゥージさん。
「いいわね。伝説のドラゴン同士なら意気投合できそうだわ。イッセー、ティアマットにしたら?」
(俺、相棒がロスティアで本当に良かったって今は思うよ)
(あら、嬉しいことを言ってくれるわね)
俺が心の中で呟いたことに反応するロスティア。
「イッセーが無理なら、刀矢はどう?」
「いや、無理ですよ!俺、人間ですよ!?魔王並の強さなんかを相手にするのはちょっと無理です」
突然リアスさんからの殺人的なお願いに、俺は焦ったが丁重にお断りした。
「あの、こんなのっけからクライマックスな使い魔はいいんで、もっと捕まえやすくて友好的なのいませんかね?」
イッセーがそう聞くと、ザトゥージさんは再びカタログのページをめくり始めた。
(刀矢、この森の気配だけど少しおかしくない?)
ロスティアのその一言を聞いて、俺は辺りの気配を注意深く探る。
(っ!?確かに、この森中の魔力が荒れている)
(これは不味いかも知れないわよ。刀矢)
(ああ、それに何かがこちらに近づいているしな)
俺はロスティアにそう言うと、リアスさん達の方に近づく。
「あの、何かさっきからこの森の中騒がしくないですか?」
俺がそう言うと、いち早くザトゥージさんが何かに気づいた。
「これは不味いぞ!グレモリーの嬢ちゃん、今すぐここを離れるんだ!」
「え?突然なんなの?」
「最近この森にはアイスフェンリルが住み着いてるんだ!そいつが今ここに!?」
ザトゥージさんがそういっている間に、氷の塊がこちらに飛んでく
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