暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
2ースノードロップの日常 (中編)
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ノーがクスリと笑う。そして。

「そうだね。まずは…僕の領に行こうか!」
「僕の…?」

私はスノーにオウム返しで聞き返す。するとスノーはあちゃーという表情で。

「あ、シノンには言ってなかったね…。僕はプーカの領主なんだ。」

…え?プーカ領主?
私は驚いて叫ぶ。

「そんな大切な事は早く言いなさいよ!」
「ふふ。ごめんね…。あ、飛び方分かる?」

スノーは素直にそのことを謝ると、飛び方を聞くと共に私の右手をそっと握る。

「大丈夫よ。」

私はそう答え2人で飛翔する。
もちろんさっきと同じ2人の手は握って。

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