2ースノードロップの日常 (中編)
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部屋に戻り、いつも通りベランダから詩乃の部屋に行く。
「あ、詩乃。今日鍋だよね?」
「そうだけど…?」
「一緒に食べよう!」
「それっていつも通りなんじゃ…?」
そう詩乃が言うが気にしない気にしない。僕達は土鍋に野菜とかを詰め込みガスコンロでちゃんこ鍋をいただく。
「パクパク…そう言えばALO種族何にするの?」
そうすると詩乃はうーんとうなって。
「佳と同じって言いたいところだけど…。プーカってクセが強いのよね。」
「やっぱり詩乃は遠距離がいいの?」
「そうね…。遠くから狙い撃つのが…。」
「だったら弓だよね…。あ、そうだ。」
僕は少しニヤッとして。
「だったら武器はロングボウはどう?あれは確かスナイパーの様な感覚で出来るよ?」
「うーん…。それにしようかな。…ねえ、佳。1番視力が良い種族は何?」
そう言って詩乃はお皿を置いて尋ねる。
「え?そうだね…。やっぱりケットシーかな?あの猫さん。」
「そう…!それじゃそれにしてみる。」
「?なんで?」
詩乃は僕が不思議そうな顔したからだろう。それを聞いてニヤッとする。
「射撃するにはやっぱり眼があった方がいいのよ。」
「???」
僕は全く訳分からなくなってポカーンとする。そうすると詩乃は笑って。
「ふふっ。佳。ポカーンとしてるよ?」
「…だって分からないんだもん。」
「それは後でのお楽しみ。…さ!片付けよう!」
そう言ってさっと鍋を片付け始める詩乃。僕ははあ。とため息をつきながら片付けを始めた。
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私はさっそくALOにログインして、種族はケットシーを選択する。
するとウェルカムという文字と共に視界が光った先には。
「うわー…!綺麗…!」
離れ小島の様な美しい城下が広がっていた。たしか地名はフリーリアという名前だった。
すると…。
「ひょっとして君がシノンちゃんかナー?」
かわいらしい声を聞いて振り向くと猫耳の女の人がいた。その人の装備を見ると強そうな綺麗な装備がされてあった。
「貴女は…?」
その人は慌てて構えると独特の話し方で話し始めた。
「あ!紹介が遅れたネ!うちはアルシャ・ルー!ここ、ケットシー領フリーリアの領主だヨー!」
「りょ…領主??」
確か佳が言っていた。その種族の領主はその種族の中でも様々な権限を持つと。少し身構えるとアルシャさんは手をバタバタと振って。
「そんな身構えないでヨー??領主と言っても大したものじゃないんだから!」
それに、と言ってアルシャさんは付け加える。
「それにスノー君から君の事よろしくと頼まれてたんだヨー!」
「スノーが?」
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