第94話 少年達が切り抜けた先は三人が待ち構えるようです
[2/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
・・・!!
「コホン。えと、今回、この"鬼神の童謡"の力でフェイト・アーウェルンクスさんの真の名を暴く事に
成功しました!」
「ほ、本当ですかのどかさん!」
「すげぇ!やりやがったのか宮崎!」
「えへへ……ラカンさんの力添えあっての事ですけれど。それで、彼の本当の名前は……『Tertium』。」
のどかさんが嵌めた指輪が宙に書き記した名はラテン語で3番目を示す『テルティウム』だった。
3番目って、まるで創られたような―――そうだ。
あいつ京都で自分の事、『『運命を冠する者』がV』って言ってた。
ゲートポートでは『可能を関する者』、『不可能を冠する者』とも。
つまりあいつらは"主人"とやらに創られた、何かしらの役割を担った幹部って事か。しかも―――
「『テルティウム』……ラテン語で"3番目"を指す単語です。」
「"3番目"って……って事はあんなのとおんなじ1番目と2番目がいるって事!?」
「可能性はありますが、日本にも一さんとか二郎さんとかいますし……。」
もしも二人も三人もいたとしたら・・・いや、一人相手に遊ばれてるんだ。無理とか言う次元じゃない。
って、ラカンさんなら何か知ってるんじゃ?大戦期の相手らしいし・・・。
と思ってラカンさんを見たら。
「5000万♪」
「無理ですよぉ!!」
「過去話はやめよーぜー。なげーしめんどいし女……はそこそこ出るけど。
それより、嬢ちゃんの話はまだ途中だぜ。」
「は、はいー……。この"いどのえにっき"で、フェイトさん達の目的も僅かですが聞き出せました。」
言いつつのどかさんは残ったアーティファクト"いどのえにっき"を取り出すと、皆が本に集まる。
そ、そうだ。名前が分かったって事はあいつの思考を読めたって事だ。
これで少しはあいつらに近づく事が出来る・・・!
「お前活躍し過ぎじゃねぇか宮崎!?」
「囚われのお姫様、大活躍……死亡フラグアルか!?」
「ふ、不吉な事言わないでー……。で、これなんですが……。」
テーブルの上で開かれた日記の中身は・・・何と言うか正に絵日記風で、妙にラブリーだった。
でも書いている中身、あいつらの目的?ゲートポートの破壊、オスティア周辺の調査、僕の無力化-失敗、
各国勢力の牽制を誘発・・・?と、旧ゲートポートの確保、旧王都最奥部への侵入!?
まずい、このまま調査を続けたらあいつらと戦いになるって事か。でも無視する訳にもいかないし・・・。
「スゴイなコレ、あいつらの今後の目的まで丸
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ