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少年は魔人になるようです
第94話 少年達が切り抜けた先は三人が待ち構えるようです
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・・・!!


「コホン。えと、今回、この"鬼神の童謡"の力でフェイト・アーウェルンクスさんの真の名を暴く事に

成功しました!」

「ほ、本当ですかのどかさん!」

「すげぇ!やりやがったのか宮崎!」

「えへへ……ラカンさんの力添えあっての事ですけれど。それで、彼の本当の名前は……『Tertium』。」


のどかさんが嵌めた指輪が宙に書き記した名はラテン語で3番目を示す『テルティウム』だった。

3番目って、まるで創られたような―――そうだ。

あいつ京都で自分の事、『『運命を冠する者(ディアーション・フェイツ)』がV』って言ってた。

ゲートポートでは『可能を関する者(デューエ・ルナミス)』、『不可能を冠する者(ヴァール・レミリエス)』とも。

つまりあいつらは"主人"とやらに創られた、何かしらの役割を担った幹部って事か。しかも―――


「『テルティウム』……ラテン語で"3番目"を指す単語です。」

「"3番目"って……って事はあんなのとおんなじ1番目と2番目がいるって事!?」

「可能性はありますが、日本にも(はじめ)さんとか二郎さんとかいますし……。」


もしも二人も三人もいたとしたら・・・いや、一人相手に遊ばれてるんだ。無理とか言う次元じゃない。

って、ラカンさんなら何か知ってるんじゃ?大戦期の相手らしいし・・・。

と思ってラカンさんを見たら。


「5000万♪」

「無理ですよぉ!!」

「過去話はやめよーぜー。なげーしめんどいし女……はそこそこ出るけど。

それより、嬢ちゃんの話はまだ途中だぜ。」

「は、はいー……。この"いどのえにっき"で、フェイトさん達の目的も僅かですが聞き出せました。」


言いつつのどかさんは残ったアーティファクト"いどのえにっき"を取り出すと、皆が本に集まる。

そ、そうだ。名前が分かったって事はあいつの思考を読めたって事だ。

これで少しはあいつらに近づく事が出来る・・・!


「お前活躍し過ぎじゃねぇか宮崎!?」

「囚われのお姫様、大活躍……死亡フラグアルか!?」

「ふ、不吉な事言わないでー……。で、これなんですが……。」


テーブルの上で開かれた日記の中身は・・・何と言うか正に絵日記風で、妙にラブリーだった。

でも書いている中身、あいつらの目的?ゲートポートの破壊、オスティア周辺の調査、僕の無力化-失敗、

各国勢力の牽制を誘発・・・?と、旧ゲートポートの確保、旧王都最奥部への侵入!?

まずい、このまま調査を続けたらあいつらと戦いになるって事か。でも無視する訳にもいかないし・・・。


「スゴイなコレ、あいつらの今後の目的まで丸
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