マクロスF
0785話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
いのかじゃなくて、完璧に悪いとしか言えないな、この状況だと。
背後から感じるプレッシャーを意図的に無視し、エザリアへと言葉を交わす。
「問題無い、ある意味では助かったからな。……それで用件というのは?」
『助かった? ……ああ、なるほど。ふふっ、自業自得ね。で、用件なんだけど、昨日言っていたレオン・三島とかいう人との面会をしたいのだけど。どうかしら? 今はホワイトスターの中にいるんでしょう?』
レオンの名前が出てきた時に一瞬だけシェリルの視線が鋭くなったが、特に何を言ってくる様子も無い。……いや、隣にいるスレイに話し掛けているところをみると、レオンの件について聞いているんだろう。
「ああ、問題無い。収容区画の中に全員纏めて入れてあるから、量産型Wに言えば会えるだろう。言うまでも無いが、護衛として量産型Wは連れて行けよ」
『勿論よ。それと、少し前にゲートを通してフロンティア船団から連絡があったわ。交渉を行いたいそうよ』
「予想していたとは言っても、さすがに俺達を放ってはおけないか。昨日の今日で動くとはな」
『別に早くはないでしょう? 遅くもないけど』
まぁ、グラス大統領に関しては誠実さが売りだからな。政策を動かしていたレオンは既にいないし。
それに元々グラス大統領との会談なり交渉なりはこっちから申し込むつもりだったしな。
「それはともかく、何時からだ? 当然俺も行く必要があるんだろう?」
『ええ。昼食を兼ねてとのことだから、午前11時過ぎくらいにこちらを出るわ。こちらから出るのは、私とアクセルだけでいいのよね?』
「待って。あたしも行くわ」
『えっと、貴方は確か……』
「アクセルの恋人のシェリル・ノームよ」
左手の薬指に嵌まっている時の指輪をエザリアへと見せ、そう告げるのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ