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鎧虫戦記-バグレイダース-
第13話 中国は環境最悪で病気になるというのは偏見だ
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‥‥多分ね」

全部で200匹はいたであろうアリ型は全滅したようだ。

「はぁ、はぁ、大丈夫か?アスラ」

 バシュウッッ!

アスラは換装を解いた。

「はぁ、はぁ、はぁ、そっちこそ大丈夫か?迅」

アスラも迅もだいぶ疲弊しているようだ。
短時間ながら前後左右からくる奴らを相手にしたのだから当然だろう。

 バシュウッッ! バシュウッッ!

マリーとリオさんも換装を解いた。

「さすがにこの数は寝起きにはしんどいな‥‥‥」

マリーはバラバラになったアリ型を見ながら言った。

「縄張りに入ったのは私たちなのに何だかかわいそうだね‥‥‥」

ホークアイはマリーの頭を軽く叩いて言った。

「バカ、このままじゃオレたちがこうなってたかもしれないんだぞ。
 一番大事なのは他人より自分だろ。つーかコイツ等虫だし」
「でも‥‥‥‥‥」
「分かんない奴にはこうだ!」

 ムニッ

「きゃあッ!!」

ホークアイはまたマリーの胸を揉みまくった。

「いやぁ〜〜やめてぇ〜〜〜〜ッ!」

リオさんはホークアイのセクハラ行為を注意しつつ思った。

『‥‥‥いくらなんでも呆気なすぎないか?』

同じく、迅も思っていた。

『奴らのコンビネーション力が低すぎる‥‥‥でなきゃ
 200匹もいてこんなに短時間で倒せるわけがない』

アスラも迅の考えていることをなんとなく察したらしく、集中力を保っていた。

「はぁ、はぁ、はぁ‥‥‥‥‥もしかして」

「アスラ〜〜〜!」

マリーがゆっくり歩いてきていた。

「マリちゃんッ!離れろォッ!!」

アスラは必死に叫んだが、もうすでに遅かった。

 ボゴォォォッ!

「きゃあッ!」

地面からアリ型の"鎧虫"が出てきて、マリーを捕まえた。

「マリちゃんッ!!」

アスラは日本刀を構えた。迅とリオさんも構えてはいる。
しかし、全員は息切れが激しかった。

「ギィィィ‥‥‥‥」

アリ型は多分、『動けばこの女を殺すぞ』的なことを言っているのだろう。
全員の体力は、さっきの戦闘でかなり削られている。
しかし、今出て来た奴らはさっきまで全く体力を使ってないわけだ。
しかもそれが10匹はいる。 とてつもないピンチだ。

 ガチャッ!

ホークアイは銃をアリ型の額に向けた。

 ツツ―――‥‥

アリ型はマリーの頬を少し引っ掻いた。血が少し流れ始めた。

「みんな‥‥‥ごめん‥‥‥‥」

マリーは恐怖によるものか、それとも不甲斐なさによるものか涙を流した。

「ギィ!ギィィィ!」

アリ型は多分、『銃を捨てろ』と言っているのだろう。

「‥‥‥‥‥クソッ」

 ガ
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