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遊戯王GX 〜プロデュエリストの歩き方〜
エピソード22 〜天使強襲〜
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ん」

「っ??こ、これは使っちゃいけないんだ!このカードはお兄さんに封印されているんだ……」

「ふ、封印?」

その一言に全員の頭上にハテナが浮かぶ

「やっぱ、僕なんかじゃ兄貴のパートナーは無理なんだよ!」

「翔!」

十代の静止の声も無視して、走って行ってしまう。十代は唖然として動けず、明日香は困惑し、他の二人もやすやす介入してはいけない事だと思い、動かない。

はぁ……また面倒な事になりそうだなとため息をつく。

そういえば、姉ちゃんの残り手札ってどうなってんだ?

問答無用でひったくり、確認する。

「え??ちょっとなんで奪う??」

「お、オネストに…クリスティアって……。」

オネストは攻撃された時、相手モンスターの攻撃力を光属性モンスターに上乗せし、クリスティアは特殊召喚を封じ、破壊されたとしてもデッキトップに戻る。こいつを出してしまえば、融合メインのデッキである二人の動きは封殺され、戦闘したとしても、オネストで返り討ちだ。

まぁ、手加減してなかったらワンキル多発するからこの人は……

「で?どうだった?」

「何が?」

姉が急に話題を振ってくる。

「デュエルの勝ち負けに限らず、本当はデッキ構築やってあげるんでしょ?そのために私にデュエルさせた。違う?」

「…………。」

「沈黙は是だよ。」

まぁ、実質そうのだが。

「まぁ、強くなる見込みはあるけど、いかんせん自信がないから堂々とした、プレイングができていないな。まぁ、最後に言ってた封印云々が原因だろうけど……」

「ま、そればっかしは翔次第だよね〜。私たちにはどうしようもないよ」

「だな。まぁ、面倒事に巻き込まれそうな気がするが……」

一抹の不安を抱えつつ、自身の寮に戻って行くのだった。








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