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魔法少女リリカルなのは〜"死の外科医"ユーノ・スクライア〜
本編
第七話
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者が反撃してこないように拘束し続ける必要がある。また、相手に魔法で抵抗(レジスト)されると、記憶を読む進行が遅くなるという欠点もある。

しかし、このレアスキルは『質問をする』と言う行為で、対象者の心に思い浮かべる事柄を誘導することで、ピンポイントで欲しい情報を得られる上、転写時間は僅か数秒であるため、抵抗(レジスト)もできない。まさに、諜報の世界では凶悪と言ってもいいレアスキルなのである。

「そ、そんなレアスキルが・・・まさしく『拷問いらず』。査察部の人が喉から手が出るほど欲しがるでしょうね」
「まあ・・・そんなことよりも、ここを見てください」
「そんなことって・・・どれどれ、って!?これってまさか!?」

参加者名簿の名前を見たはやては動揺を隠せず、ファムに聞き返す。

「そう、そのまさかです」
「これは確かな情報なのですか?」
「第一王女である私自身が直接赴いたことこそ、何よりの証拠です」
「分かりました。これなら私たちが動くには充分です。その要請、お引き受けします」
「ありがとうございます。はやて」






モニターの名簿には『ジェイル・スカリエッティ』の名前が表示されていた。

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