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魔法少女リリカルなのは〜"死の外科医"ユーノ・スクライア〜
本編
第五話
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絶対に死守するように伝えて欲しい。ただし、あくまで表向きは、『パトロンを守るため』と言うことで」
「分かりましたわ」
誰も知らぬ、舞台の裏側で計画は着々と進行する
30分後。
アルベルトファミリーの別荘である巨大な洋館の前に、特務6課が降りたった。
すでに、バリアジャケットも展開し終え、戦闘準備は完了している。
「それじゃあ、今回の任務はユウの初陣だから、特別に一度だけレールガンの使用を許可するよ」
「臆することはない、派手にノックしてやれ」
「はいッス!!」
フェイトとシグナムに進められ、ユウはポケットからコインを取り出し、構える。
そして・・・・・。
「レールガン・10
g
(
グラム
)
弾!!」
ユウの手元から音速のコインが発射され、派手に洋館の門を吹き飛ばす。
「突入!!」
「「「「「了解(ッス)」」」」」
そして、アルベルトファミリーの別荘にライトニング部隊が突入する。
「管理局です!!アルベルトファミリーのみなさん、密輸、違法薬物の製造や販売、人身売買、殺人、質量兵器の違法所持などの容疑で逮捕状が出ています!!この建物は結界班が完全に封鎖しました!!おとなしく武器を捨て、投降するなら弁明の余地があります!!おとなしく投降してください!!」
フェイトがもはやお約束の口上を述べる。
だが、向こうもお約束通り、誰も投降することなく、武器を構え、臨戦態勢に入る。
大抵は、銃火器などの質量兵器だが、中にはデバイスを構えている人もいた。
「みんな、彼らは結界の外には逃げられないから、全員を相手にする必要はないよ、ボスの身柄の確保を最優先に!!」
「「「「「了解(ッス)」」」」」
彼女たちは向かってくるマフィアたちを迎撃しながら、ボスの部屋を目指す。
だが・・・・・・。
「っ!!ルーテシア!!」
「っ!!」
最初に事態に気づいたのはエリオだった。
どこからともなくガジェットが現れ、ルーテシアにレーザーを発射した。しかし、ルーテシアは間一髪のところでエリオにより救出されたのだ。
「・・・・・エリオ。・・・・・・ありがとう」
「どういたしまして」
「・・・早く下ろして。・・・恥ずかしい」
羞恥に頬を染め、エリオに懇願するルーテシア。
エリオは、彼女の背中とひざの裏を抱える体勢、いわゆる『お姫様だっこ』の状態だったのである。
「あっ、ゴ、ゴメン!!」
慌てて彼女を下ろそうとするエリオ。
しかし・・・・・。
「・・・・・フリード、ブラストファイア」
「きゅ、きゅるく?」
いつもより、もの凄くトーンの低いキャロの声が聞こえ、炎の塊がエリオに迫る。
「うわっ、ちょっと
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