暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜"死の外科医"ユーノ・スクライア〜
番外編
File.3〜違法人体実験施設壊滅事件〜
[6/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
使用すれば、魔力と身体能力を爆発的に増幅させることができるが、肉体への負担が非常に高いため、滅多に使用されない魔法である。
「ここら先は、誰も通さないよ!!」
獣人に変身したトラファルガーは壁や天井を蹴って加速し、ただの人間の目には認識不可能な速度で移動しながら、警備兵を次々と戦闘不能にしていく。
その光景は、もはや戦闘ではなく、
一方的な蹂躙
(
ワンサイドゲーム
)
だった。
一方その頃、地下通路を通っていたユウたちは・・・・。
「急ぐッス!?もうすぐ出口ッス!?」
地下通路の出口まであと一歩のところまで来ていた。
長い実験生活で、体力が衰えていたが、それでも、自由への希望から、懸命に足を動かす子供たち。
そして・・・・・。
「出口ッス!?」
「「「「や、やったああああああああああああああああああああああ!?」」」」
ついに出口に辿り着く。
「大丈夫ですか、みなさん!?」
「安心したまえ、もう大丈夫だよ!?」
出口を出ると、プリームスとジョーカーが子供たちを出迎えていた。
「あなたたちは?」
「私たちはトラファルガーの友だよ」
その言葉を聞いて、助かった事実に涙を流して狂喜する者、安心したのか気を失う者、これが現実だと信じられず茫然と突っ立っている者など、さまざまでだった。
そして、彼らハート海賊団が子供たちを保護したのと、
ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!?
「「「「「「「「っ!?」」」」」」」」
研究施設が爆発したのは、ほぼ同時であった。
36時間後。
トラファルガーは自分の次元船で目を覚ました。
爆奪の直前に全魔力を使い、転送魔法で次元船まで戻ってきたのである。
重度のAMFの影響下で長距離転送魔法を使用するのは、本来、神業と言ってもいいのだが、難なくやってのけたトラファルガーの技量の高さがうかがえる。
「気が付いたのですね?」
「ああ・・・っつ!?」
「まだ安静にしてください。全身ボロボロなんですから」
プリームスが心配そうに覗き込む。
「ああ、分かったよ」
「あなたの『分かった』は全く信用できませんから、これから私がいないときは、常にセプティムスを見張りに着けます」
日ごろの行いのせいか全く信用されていない船長である。(この扱いは司書長時代と大差ない)
「それで、良い知らせと悪い知らせがありますが、どっちから聞きたいですか?」
「じゃあ、セオリー通りで」
「良い知らせは、作戦は無事に成功。研究データも無事に手に入りましたし、研究施設も壊滅状態。そして捕えられていた子供たちも、教会の施設に送ったり、元
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ