無印編
事後処理
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なってほしい・・・でも、私どうしていいか分からない。・・・だから教えてほしいんだ。・・・どうすれば友達になれるのか」
「簡単だよ!!」
「え?」
「友達になるのはすごく簡単だよ!!名前を呼んで!!始めはそれだけでいいの・・・君とか貴女じゃなくてはっきり相手の目を見て相手の名前を呼ぶの!!」
「・・・・」
「私なのは。高町なのはだよ」
「アリサ・バニングスよ」
「月村すずかだよ」
「守宮龍一だ」
「ユーノ・スクライアだよ」
「なのは、アリサ、すずか、リュウイチ、ユーノ」
そして何度もみんなの名前を呼ぶフェイト。
「みんな本当にありがとう」
そして満面の笑みでそう答えた。
「時間だ。そろそろいいか?」
そしてクロノたちがやってきた。
どうやら別れの時が来たようである。
「あとユーノ。君の故郷への航路はまだ次元が安定しない。帰れるのはまだ当分先の話になるだろう」
「そうですか・・・・」
「だから、アースラに滞在する間、僕の仕事を手伝ってくれないか?」
「え?」
「あの短時間で重要証拠を発見した君の情報収集と分析能力はハッキリ言ってずば抜けている。ぜひ力を貸してほしいんだ」
「・・・・・分かりました。協力させてください」
「頼む」
クロノとユーノは互いに固く握手を交わした。
「そうだ。私からのプレゼントがある」
そう言って、剛はユーノとフェイトに手帳の様なものを渡した。
「これってパスポート?しかも日本の」
父親がアメリカ人であるアリサは直ぐに気付いたようである。
「これから裁判が忙しくなるからその前に渡しておこうと思ってな」
「えっと・・・」
「どういうこと?」
すずかとなのはが疑問符を浮かべる。
「今まで黙認していたが、ユーノとフェイトは法的には実質無国籍の不法滞在者扱いで、このままだと国外へ強制追放されてしまうんだが、今回は特例で特別に日本での国籍を作った」
「「あ、ありがとうございます」」
パスポートを渡した剛は子供たちから距離を取ると・・・。
「貴方は本当に子供たちのことを考えているのね」
プレシアが剛に話しかけてきた。
「二人が学校に通えるようにするための処置でしょ?」
この世界の国籍がないユーノとフェイトはこのままでは日本の法律上は海外旅行も学校に通うことも結婚もできない状態なのだ。
彼女たちが日本に定住する可能性を考慮し、剛は以前からコネを駆使して二人の国籍を取得していたのである。
「本当に優しい人・・・だからあの時、あんなに激昂したのね」
「まあ、それだけではないがね」
「え?」
「君の姿が昔の私と重なって見えてね・・・『○○の為に』と言いながら心の奥底で『○○のせい』にして
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