無印編
事後処理
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ことを彼女は本気で愛していたんだと思うよ」
「う、うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
そのままフェイトは遂に我慢できずに泣き崩れてしまった。
なのはたちも涙を流しながら彼女に寄り添っている。
「行ってあげて」
ユーノがフェイトに声を掛ける。
「彼女はさっき医務室で目を覚ましたって聞いたから、行って君の気持を伝えるんだ」
「うん・・うん!!」
そしてフェイトはプレシアの元に向かった。
「母さん!!」
「フェ、フェイ・・・」
プレシアがフェイトの名前を呼びきる前にフェイトがプレシアに抱き付いていた。
「一体何を!?」
「母さんの日記読みました!!」
「っ!?」
「私も母さんが大好きです!!いなくならないでください!!ずっとずっと一緒にいたいです!!」
「フェイト!!」
そしてプレシアはフェイトを抱きしめた。
「ごめんなさい!!フェイト、ごめんなさい!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」
「母さん!!」
二人はこの瞬間、本当の母娘となったのである。
「え〜っとどういう状況なのから?」
「ふむ、様式美に則るならば『一件落着』と言ったところかな?」
事情を知らない剛とリンディは困惑し、明美は我関せずと煙草を吹かしていた。
時は流れ、次元震の影響が完全に落ち着いた頃。
なのはたちはフェイトたちのお見送りの為にかつてフェイトと闘った臨海公園に来ていた。
「これからプレシア・テスタロッサの裁判の為にしばらく会えなくなるからな。最後の面会ってやつだよ」
クロノがそう説明し、アルフ、プレシア、剛と共に移動する。
「えへへ・・・なんだか変だね。いっぱい話したいことあったのにフェイトちゃんの顔を見たら忘れちゃった」
「そうだね・・・・私もうまく言葉に出来ない」
「これからしばらく会えなくなるんだよね?」
「うん。母さんの裁判の証人と事情聴取でしばらく本局に行くことになるみたい」
「また会えるよね?」
「うん。母さんは最低でも数年の実刑があるはずだから、裁判が終わったら剛さんが保護者代わりになってくれるみたい。みんなと同じ学校にも行けるようにしてくれるって」
「本当に!?」
「うん。私もみんなと同じ学校に通っても大丈夫かな?」
「うん!!大丈夫だよ!!」
「当り前じゃない!!」
「楽しみにしてるね!!」
「歓迎するよ!!」
フェイトの遠慮がちな質問になのは、アリサ、すずか、龍一が答える。
「みんなに来てもらったのは返事をするため」
「へ?」
「君が言ってくれた言葉『友達になりたい』って」
「うんうん!!」
「私でいいなら友達に
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