無印編
事後処理
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す。
「このまま母さんと離れ離れになるのは嫌!!」
「・・・そうか・・・・・」
そうしてクロノは部屋を出るために扉へと向かう。
「ならどうにかしてみよう」
「「「「「へ?」」」」」
「彼女の背後関係や今回の事件の発端にはどうもきな臭い事情がありそうだ。そこから突き詰めてみてどうにか減刑して見せる。なに、最年少執務官の称号は伊達じゃない。・・・・・病魔の方は剛さんが信頼と実績を持つ知り合いを呼んでくれたからどうにかなるそうだから心配しなくていい」
そう言って、クロノは部屋を出て行った。
「え〜っと・・・・一体どういうこと?」
話についていけないなのはは首をかしげるが・・・。
「要するに、フェイトはまたお母さんと暮らせるってことよ!!」
アリサがざっくりとまとめる。
「しかし、このままフェイトちゃんをプレシアさんと一緒にしても・・・」
しかし、すずかが心配事を口にした。
「確かに不安だけど、ゆっくり歩み寄ってみるつもりだよ」
フェイトは気丈に答えるが不安なのはまる分かりであった。
「そのことなんだけど・・・・」
そこで今まで口を閉じていたユーノがフェイトに話しかけた。
ユーノは懐から一冊の本を取り出し、フェイトに差し出す。
「これは?」
「受け取ってほしい。そして今すぐ読んでほしい。・・・これは君が受け取るべきものだから」
そしてフェイトはその本を読み始める。
『○月○日。
実験中のヒュードラの新しい構想が浮かび、予想以上に研究が捗った。これで今まで技術的に不可能だった理論が実現するだろう。しかし、その分帰宅が遅れてしまい、帰ったときにはすでにアリシアは眠ってしまっていた。あの娘に寂しい思いをさせてしまったのが心苦しい。今度の休暇には思いっきり甘えさせてあげよう』
『○月○日。
久々の休暇。思い返してみればアリシアと一日中遊んでいられたのはいつ以来だろう?もうすぐあの娘の誕生日なので欲しいものはないかと尋ねてみたら「妹が欲しい」とねだられてしまった。はて、どうした物だろうか?・・・・・・・・・・・再婚でもしてみようかしら?』
『○月○日。
いよいよ研究も大詰め。この実験が終わったら今までほとんど使わずにたまっていた有休を銘一杯つぎ込んであの娘に一杯甘えさせてあげよう』
『○月○日。
どうしてこんなことに・・・・・・・・・・・。』
『○月○日(しばらく日付が飛んでいます)。
アリシアが死んだ。裁判でも会社側が研究費を抑えようと安い粗悪品の素材を私に無断で使っていたのが実験失敗の原因であり、アリシアが死んだ原因であることは明白であった。しかし、いくら私がそのことを訴えても向こう側のねつ造された証拠に事実
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