無印編
時の箱庭・後篇
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りした顔をしているぞ」
プレシアはアリシアのポッドに寄りかかりながら立ち上がる。
「初めて貴女の顔が美しいく感じたよ」
「な!?」
「そんな表情もできるんだな」
「なななな、何言ってるのよ!!もう!!」
そう言ってプレシアは剛を殴りつけるが、体がボロボロなのでポカポカ程度の威力しかない。
「「フフ、アハハハハハハ!!」」
そしてどちらともなく笑い出す。
しかし・・・・・。
その笑顔は。
アリシアのポットの床に入ったヒビで途切れる。
「あ!!アリシアが!!」
プレシアはアリシアのポットに手を伸ばすもその手は届かない。
「いやああああああああああああああああああああああああああ!!アリシア!!アリシア!!アリシアァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
そして虚数空間に落ちていくアリシアのポッド。
しかし・・・・。
「ふっ!!」
剛がそれを追うように虚数空間に飛び込み、床に鬼切を突き立ててポットを掴んで落下を防ぐ。
「ぐあああああ!!」
しかし、全身の激痛に手を放しそうになるのを気力だけで防ぐ。
「ああ、アリシア!!」
「母さん!!」
プレシアとフェイトが近寄ろうとするが、プレシアにはもう体力など残っておらず、フェイトも崩壊により床の崩れで近づけない。
(あれ?これって本気でやばい?)
剛が本気でどうしようか思案していると、天井が砲撃により破壊され天使が舞い降りた。
「フェイトちゃん!!」
「(チャンス!!)・・・なのはちゃん!!この娘を頼む!!」
「へ?・・・・って、にゃああああああああああああああああああああああ!!」
剛はもう一度血壊を使用し、アリシアをなのはに向かって投げた。
何とか空中でキャッチしたなのは。
剛はフェイトとクロノによって引き上げられた。
「でも、どうしてこんなことを?」
「なに?」
「貴方の命も危なかったのに」
「知らん。体が勝手に動いてた」
「勝手にって・・・」
「でも、ただな・・・・・」
「ただ、何?」
「あんな場所にアリシアちゃんの遺体を残していったら、寂しいだろ?」
その言葉にプレシアは呆気にとられてしまった。
その後はアルフがプレシアを、フェイトとクロノが剛を、なのはがアリシアを運びアースラへと戻って行った。
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