無印編
時の箱庭・中篇
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らないくだらないくだらないくだらないくだらないくだらないくだらないくだらないくだらないくだらないくだらないくだらないくだらないくだらない」
ひたすらそう繰り返すプレシア。
「違う!!断じて違う!!・・・もういい!!消えなさい!!」
そして杖を振り下ろし、ジュエルシードの出力を増幅させるプレシア。
すると、今まで抑えられていた次元震が再び動き出した。
次元震の出力が増し、リンディたちがいた場所も崩れ始めた。
「一刻の猶予もないわね。龍一君、脱出す「先に向かってください!!」・・・へ?」
そう言うと龍一はさらに杭を周囲に放り投げ、十重二十重に術式を組み上げる。
「次元震そのものを抑えるのは無理でも、物理的な崩壊を時間概念に割り込みをかけて遅延させる。これで30分は稼げるはずです。僕は術式維持のために動けませんから今のうちに全員脱出を!!」
「ちょっと待って、どこでそんな技術を?それにあなたの魔力量じゃとてもそんなこと・・・」
「魔力はジュエルシードから漏れた魔力をかすめ取って使ってます。要は地脈や龍脈の応用です。・・・それに、忘れていませんか?これでも僕は守宮の人間ですよ?結界と封印は僕の専売特許ですよ!!」
その言葉に唖然とするリンディ。
しかし、直ぐに龍一の術式に今度はリンディがサポートを掛けた。
「艦長さん!?」
「子供ががんばっているのに私一人で逃げ出せるはずないでしょう?」
「・・・・・すみません」
「謝る必要ないのよ」
『艦長!?』
そこにエイミィも通信が入る。
「エイミィ。他の庭園内にいる全メンバーに緊急避難命令を」
『艦長たちは!?』
「何とか庭園が崩れないように時間を稼ぎます」
『そんな!?でも「いいから急ぎなさい!!」っ!?了解しました!!』
『クロノ君!!艦長たちが崩壊を抑えてくれているから急いで脱出して!!猶予は30分もないよ!!』
「了解した!!」
エイミィからの通信を受けたクロノはフェイトたちを迎えに近寄ろうとした。
しかし・・・・・・。
「「「「「っ!?」」」」」
フェイトの頭上から柱の一部が崩れてきた。
咄嗟の事に、一同は対応できなかった。
ただ、一人を除いて・・・・・。
(動け!!動けよこの能無しが!!)
まるでスロー再生のように感じる中で必死に体を動かそうとする剛。
だが、雷による麻痺とダメージで上手く動かない。
このままでは確実にフェイトを助けることはできないだろう。
しかし、まともな方法ならば無理だが、そうでない方法ならば一応手はある。
当然、かなり自分の肉体にリスクを伴う方法であるため、できれば使
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