無印編
親子の条件
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写型特殊クローン技術、通称『プロジェクトF.A.T.E』」
エイミィとクロノの説明に言葉を失う一同。
『良く調べたわね。そうよ。その通り。・・・・でも駄目ね。ちっとも上手くいかなかった。・・・所詮作り物の命は作り物に過ぎなかった。失ったものの代わりにはならないの。・・・アリシアはもっと優しく笑ってくれたわ。我儘も言ったけど、私の言うことをよく聞いてくれた』
「やめて・・・」
プレシアの言い様になのはが呟いていた。
これ以上喋らせてはいけない。
ここから先を聞かされては、もうフェイトちゃんの何かが決定的に壊れてしまう。
確信はないが、そんな漠然とした不安が胸によぎっていた。
『アリシアはいつでも私に優しかった。・・・フェイト、あなたはやっぱりアリシアの偽物。私の娘じゃないわ。せっかくあなたにあげたアリシアの記憶もあなたじゃ駄目だった』
「やめて・・・やめてよ!!」
なのはは泣きそうな声で叫ぶがプレシアは耳を貸さずに続けた。
『アリシアを甦らせるまでの間に私が慰みに使うだけのお人形、だからあなたはもういらないのよ。どこへなりと消えなさい!!』
「お願い!!もうやめて!!」
『いいことを教えてあげるわ。あなたを作り出してからずっと、私はあなたが大嫌いだったのよ!!』
その一言に、フェイトはバルディッシュを落とし、崩れ落ちてしまった。
「「「フェイトちゃん!!」」」
なのはたちが崩れ落ちるフェイトを支える。
「・・・・けんじゃ・・・・・・ないわよ・・・・・・」
「あん?」
「ふざけんじゃないわよ!!あんた何様のつもり!!自分で作っておきながら、気に入らないから捨てるって、それでも母親なの!?」
震える声でプレシアを怒鳴りつけるアリサだが、プレシアは彼女を虫けらを眺めるような瞳で見つめるだけであった。
「大変です!!時の庭園内に魔力反応多数!!」
「「「「「!?」」」」」
モニターに多数の魔力反応が出現する。
プレシアが保有する多数の魔導傀儡兵が庭園内に出現したのだ。
「魔力反応、いずれもAクラス!!」
「総数60・・80・・・まだ増えます!!」
「プレシアは一体何をする気なの!?」
『私たちの旅は誰にも邪魔はさせない。私たちは旅立つの。失われた都、アルハザードへ!!』
彼女の前にジュエルシードが出現し回転を始める。
回転は徐々に速くなり、それにつられて魔力反応が加速度的に上昇していく。
『この力で取り戻すの!!全てを!!』
その声を引き金に、異変が起こる。
「ジュエルシード9個発動!!次元振です!!」
「すぐに耐震動装置を!!」
「どんどん強くなっていきます!!このままだと次元断層が!!」
アラームが
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