無印編
親子の条件
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ると思っていても、まさかこれほどだとは思わなかったであろう。
その表情に『難儀な奴に惚れたな』と思いながら、生暖かい表情を浮かべ、ユーノの肩に手を置く龍一。
「まあ・・・・その・・・・・なんだ・・・・・とりあえず頑張れよ」
「何を!?」
「クロノ君!!来たよ!!」
アースラ内にアラーム音が鳴り響く。
モニターにはジュエルシードを放出したフェイトに対し、雷撃が襲い掛かる様子が映し出されていた。
そして、そこにはジュエルシードが転送される様子も映し出されていた。
「エイミィ!!追跡を!!」
「もうやってるよ!!座標特定、送ります!!」
艦長室からリンディの指令が飛ぶ。
「全武装局員は転送ポートから目標座標ポイントへ転送!!任務は容疑者プレシア・テスタロッサの拘束です!!」
「「「「「「了解!!」」」」」」
小林を含む機動隊と管理局員が突入していった。
「リンディ提督、来たみたいだ」
剛の声に振り替えると、簡単な拘束具を着けられたフェイトとアルフがなのはたちに連れられてやって来ていた。
「お疲れ様」
リンディがフェイトに近づいていく。
「初めまして。フェイトさんでいいのかな?」
「・・・・・・・・・うん・・・・・・・・」
丁度その時、モニターがプレシアの場面に切り替わった。
「高町、場所を移すよ」
「え?でも・・・」
不思議そうにこちらを見るみんなに対して、フェイトに聞こえないように小声で話す。
「(あの娘に母親が逮捕されるところを見せる気か?)」
「(あ、うん。そうだね)・・・・・フェイトちゃんよかったら・・・」
『私のアリシアに近寄らないで!!』
「「「え?」」」
なのはたちはモニターを眺めて驚愕していた。
そこにはフェイトそっくりの、しかし少し幼い少女が浮かぶカプセルが鎮座していたのである。
『もう駄目ね。時間がないわ。・・・たった9個のジュエルシードでは、アルハザードにたどり着けるかどうか分からないけど・・・。もういいわ、終わりにする』
そのカプセルに寄り添いながらプレシアは喋り出す。
『この娘を亡くしてからの時間も、この娘の身代わりの人形を娘扱いするのも・・・』
最初、なのはたちには彼女が何を言っているのか全く理解できなかった。
『聞いている?あなたの事よ、フェイト。せっかくアリシアの記憶をあげたのに、そっくりなのは見た目だけ。役立たずでちっとも使えない、私のお人形』
「かつて、プレシア・テスタロッサが引き起こした事故で娘のアリシア・テスタロッサが亡くなった後、彼女が行方をくらませるまで行っていた研究。それは、使い魔を超えた人造生命の生成と死者蘇生の技術」
「記憶転
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